米投資家、エプスタイン邸で女性を強姦したと告発される

アポロ創業者レオン・ブラック

ウォール街に名を轟かせた投資家レオン・ブラック氏が2002年、マンハッタンの高層マンションにあったエプスタイン邸でモデルの女性を強姦したという事実が、新たに公開された裁判所文書により明らかになった。

大手投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントの共同創業者であるブラック氏は、2012年から2017年にかけ、ジェフリー・エプスタイン氏に会社経営や税金対策等のアドバイス料として1億5800万ドルを支払ったことが明らかになった直後、同社のCEOを退いている。なお、この時点でエプスタイン氏は既に、少女買春の容疑でフロリダ州から有罪判決を下されていた。エプスタイン氏は未成年の少女らに対し売春行為を斡旋するなどして起訴された後、勾留中に自殺をはかって死亡した。

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ブラック氏に対し名誉毀損の訴えを起こしているロシア人の元モデル、ガゼル・ガニエワ氏の顧問弁護士が提出した修正訴状には、ある匿名女性が上記の訴えを行ったことが記されていた。ブラック氏はスポークスパーソンを通じて強姦の告発を否定し、この疑惑を「完全な作り話だ」と主張している。

今回の告発を行なった匿名女性はシングルマザーで、エプスタイン氏に会ったのは、低賃金で受付係の仕事をしていた頃だと話している。彼女はウクライナ人の女性からエプスタイン氏の長年の協力者であったギレーヌ・マクスウェル氏の連絡先を入手。2000年、マクスウェル氏は、エプスタイン氏からの資金援助を餌に彼女を自宅に呼び出した。エプスタイン氏は「ヴィクトリアズ・シークレットのモデルを探している」と話し、彼女にビキニを着せ、20分間のマッサージをさせた見返りに300ドルを支払ったそうだ。

その後、匿名女性はエプスタイン氏の要求でブラック氏とも面会。当初彼女は、前回のエプスタイン氏と同様、300ドルでマッサージを要求するものと考えていたが、ブラック氏は彼女に対しオーラルセックスを強要するような「卑猥で不快な言動」を繰り返し、190cm以上の巨体で彼女を組み伏せたと伝えられている。

「ブラック氏は、マッサージ台の横に彼女を極めて痛みを伴う海老反りのような状態に組み伏せた。彼女は呼吸が困難になる程押さえつけられ、助けを求めて叫ぼうとしたが不可能だった」と、Wigdor LLP所属の弁護士、ジーン・M・クリステンセン氏が作成した告訴状には書かれている。続けてブラック氏は「極めて大きく、固い物体」を彼女の膣に無理やり挿入し、彼女は「声も出せず、呼吸すらできないほど」苦しめられた。その後彼女はボロボロの状態で放置され、一連の行為による痛みは数週間も続いたと報告されている。

Translated by Kazuhiro Ouchi

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