武井優心とタカハシマイが語る、ベッドルームミュージックから生まれた新ユニットの全貌

ーLiving Rita最初の活動は、ライブ映像「Utopia vol.0」の配信でした。最初にライブ映像でお披露目しようと思った理由はどういう部分にあるんでしょう?

武井:コロナによってライブが全然行われていない頃、即席でサイドプロジェクトを立ち上げられている方が結構いたような気がして。それは全然いいことだと思うんですけど、どこか刹那的に感じちゃう部分もあって。今何かやらなきゃって、ミュージシャンとして至極全うなスタートというか感性だし、自分もそうやって曲を作り始めたから、すぐ出したい気持ちはわかるんですけど、大事に時間をかけて曲ができていったので、曲がまとまってライブができるぐらいのフォーマットにしようというのがあって。



ーまずは楽曲をしっかり作り上げて、自分たちの世界観を作るところからはじめたと。

武井:ただ、7曲できたタイミングでレコーディングして、いきなりデビューしますというのはあまりに用意周到で、それはそれで気持ち悪いなと思って。2人のユニットですけど、バンドという形態で人間がしっかりプレイしているのを見てもらいたかったんです。用意はちゃんとしているんだけど、レコーディング音源とかMVはないっていう。なんとなく昔のバンドのスタートってそんな感じだったなと思って。曲が溜まったから初ライブする。そこからレコーディングに入っていくみたいな。それって時代と逆行しているけど、おもしろいスタートなのかもと思って。で、ライブをしようと思ったんです。せっかくやるのであれば、有観客でできない時代だし、多くの人に知ってほしかったからああいう不思議な場所を選んでやろうと。

ーすごく幻想的というか非日常感があるライブ映像ですよね。タカハシさんの歌の表現力の幅や魅力が存分に伝わってくるライブだったと思いました。

タカハシ:チェコでも歌ってはいるんですけど、Living Ritaでボーカルをやるということでどのように自分の声を届けたいのかあらためて考えていた時、小さい頃に感じた包み込まれる安心感とか子守唄みたいな寄り添いたくなるものが浮かんできたんです。Living Ritaはもともとベッドルームミュージックが最初のテーマとして2人の中にあって。寝る前に、落ち着いた状態で聴ける音楽を考えていたので、そういうところからも引っ張られて、包み込むとかそういうことをイメージしながら歌いました。もともとカーペンターズとかエンヤが好きで、自分もそういう表現をしたいなと思ってライヴをしました。

Rolling Stone Japan 編集部

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