BTSやTXTも惚れ込む2021年の顔、ザ・キッド・ラロイが語る世界制覇の夢

ザ・キッド・ラロイ(Photo by Brandon Bowen)

「STAY」で大旋風を巻き起こした弱冠18歳のヒットメーカー、ザ・キッド・ラロイが米ローリングストーン誌によるインタビューで、自らの飛躍の年を振り返る。

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オーストラリア出身の大型新人、ザ・キッド・ラロイ。ジャスティン・ビーバーとのコラボ曲「STAY」は全米シングルチャート4週連続1位に輝き、全世界で10億回再生突破。今年8月にはデビューアルバム『F*ck Love』が全米アルバムチャート1位を達成した。さらに、「STAY」を使ったTikTok動画が大流行。ここ日本でもミュージシャンや芸能人、プロ野球選手まで広く支持されるなど、2021年を象徴するヒット曲になりつつある。



そんなラロイは韓国でも大人気。K-POPシーンでも大きな注目を集めている。BTSのJUNG KOOKがV LIVEで「STAY」のカラオケ動画を投稿。RMも公式ファンコミュニティ・Weverseにて「STAY」にハマってると投稿している。

また、2019年にデビューしたK-POP第4世代、「TXT」ことTOMORROW X TOGETHERのYEONJUNとTAEHYUNも「STAY」のカバー動画を披露。壁にポスターを飾ったベッドルームで撮影されたMVでは、アップビートなカバー曲のリードボーカルとコーラスを二人が交代で担当している。TAEHYUNはラロイから連絡をもらったとツイートしており、コラボの実現も期待したいところだ。



エルトン・ジョンやエド・シーランなど、大物たちにも愛されているラロイ。今年5月には「WITHOUT YOU」でコラボしたマイリー・サイラスと共に、米人気テレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』への出演も果たした。しかし、18歳のラッパー兼シンガーは、さらに高い目標を持っている。

「目指すは世界制覇(dominion)。“世界征服(domination)”だと限定的だけど、“制覇”なら限界はないからね」

ザ・キッド・ラロイことチャールトン・ケネス・ジェフリー・ハワードは、6歳の頃から曲作りを始め、ソーシャルメディア上に公開してきた。何十万回ものストリーミング再生回数を記録した彼は、のちに師と仰ぐジュース・ワールドと出会う。そして今、世界制覇を目前にするラロイは、ローリングストーン誌のインタビューで、自らの出自や大好きなカニエ・ウェストについて語った。さらに、なぜポピュラーミュージックが「雑多な寄せ集め」と言えるのかについての持論も展開している。


※本記事は、グラミー賞の第1回投票前に発行された、ローリングストーン誌によるグラミー賞プレビュー特集からの抜粋である。本誌では毎年、当該年度を代表するアーティストに、賞レースにノミネートされる可能性のあるアルバムやシングル曲と、1月に受け取る可能性のある賞についてインタビューしている。

ノミネート候補作品:アルバム『F*ck Love (Savage)』、シングル曲「WITHOUT YOU」、同「STAY」

Translated by Smokva Tokyo

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