HKT48が語る、デビュー10周年を経て見つめる「未来」と劇場への想い

HKT48:左から田中美久、運上弘菜、松岡菜摘、矢吹奈子、本村碧唯(Photo by Masato Moriyama)



HKT48の普遍的な「強み」

―矢吹さんは一度グループから離れてますけど、客観的な目線で見てHKT48のいいところってどういうところだと思います?

矢吹:実はすごく大事なことなんですけど、メンバーが仲いいところとか? 広い楽屋でも、自然と輪になってるというか。それぞれ離れていても、気づいたらみんなでお話ししてることが多いですね。それってやろうと思ってできることじゃないと思うので、HKT48ならではの良さかなと。あとは、後輩がどんどん前に出てくるようになって、後輩たちの気持ちがちゃんと前に伝わってくるのがいいところだと思います。

―根本的なところは10年前と変わってないというか。

松岡:そうですね。その雰囲気って、もともとさっしー(指原莉乃)が作ってくれたものだったりするので、それは今も変わらず。いい意味であまり上下関係が存在しなくて、大家族のような感じです。

―HKTファミリーですね。しかも九州に根ざして活動していて、地元の人たちにも家族の力を還元できるわけだから、いい循環ですよね。

矢吹:それができていたら嬉しいです。

―コロナ禍になる前、コンサートや握手会を通してファンと直接コミュニケーションできていた頃を今振り返るとどういう気持ちになりますか?

運上:毎週・毎月会えるのが当たり前だったのに、突然パタって会えなくなって、コンサートもだし、握手会もできなくなってしまって。不安はありましたけど、それでも変わらずに応援してくださる方がいたので、本当にファンの方の愛に感謝しています。

―その時は何が支えだったんですか?

運上:SNSだったり、無観客のライブ配信もしていたので、それをファンの方が見てくださって「よかったよ」ってコメントしてくださったり。その一つひとつに支えられた時期はありました。

―田中さんはどうですか?

田中:会えない期間に気持ちが沈んでしまうこともありましたけど、逆にその期間があったからこそ、日々普通だと思っていた日常がありがたく思えるっていうか、当たり前じゃないんだなってことに気付かされました。

―劇場公演が再開してから、元通りになってきてるなって感じはあります?

田中:そうですね。今はお客さんを半分にしてやらせていただいてるんですけど、
もはやその、ファンの方が目の前にいてパフォーマンスをしている光景すら珍しく思えてきて。これでまたコールできたりするようになったら……。

矢吹:感動しそう。

田中:涙が出てきそう。どのアーティストさんもそうだと思うんですけど、エンタメ業界も今すごく大変だと思うから、これを乗り越えたらすごく明るくなるんじゃないかなと思いました。

―大変な時に周りに仲間がいたことは、やっぱり助けられたなって思いますか?

田中:本当にそれは思いました。会えない時にファンの方も元気をくださったり、HKT48のメンバーもすごく仲がいいので、自粛期間はメンバー同士で電話しあったり。メンバーだけど友達みたいな存在です。明るい心でお互いを支え合っているところが、HKT48でよかったなって思いました。

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