アリアナ、KOHH、カリードまで マライア・キャリーの華麗なるコラボ歴を総括

ジャスティン、アリアナとの夢共演

デフジャム時代にはジャスティン・ビーバーとのコラボまで飛び出した。「恋人たちのクリスマス〜All I Want For Christmas Is You (SuperFestive!)」(2011年)では、当時まだ10代でタトゥーも入らず、可愛いクリーンカットの少年だったジャスティンとデュエット。今にして思えば、かなり”ムリクリ共演”だったかも?



ただし、同じく“歳の差共演”ではあるものの、アリアナ・グランデとの共演に関しては、そうとう慎重だったマライア。デビュー当時から“Newマライア”だの“Nextマライア”と騒がれてきたアリアナ。自らマライアの大ファンとも公言していたが、対するマライアはといえば「それじゃ私が、まるで年寄りみたいじゃないの!」と不快感を顕に。クリスマスイベントなどで同席しながらも、(あえて?)スレ違ったり。ところが一昨年の「恋人たちのクリスマス〜All I Want For Christmas Is You 」のCelebrity Edition(2019年)のビデオを制作する際に、マライアはアリアナに出演を依頼。更に昨年は「Oh Santa!」(2020年)でデュエットまで披露。Apple TV+のクリスマス特番『マライア・キャリー:マジカル クリスマス スペシャル』で、“新旧歌姫の共演”が遂に実現した。とはいえ、マライアはアリアナとジェニファー・ハドソンを引き連れた、いわば上座のクイーンとして。若手をうまく巻き込んだ手腕というのに恐れ入る。



更に自分大好きなマライアのこと、“本人同志の共演ビデオ”というのも存在する。「Heartbreaker feat. Jay-Z」(1999年)では、一人二役で大立ち回りの対決シーンを演じているし、「Obsessed」(2009年)では、男装で登場。長年にわたって交際していた/していないと揉めまくるエミネムを茶化した男装だったが、ビデオのラストには衝撃の結末が……。前述の自伝には、エミネムに関しては一切触れられておらず、エミネムとしてはホッと一安心なのか、それとも存在さえ認知されていないとお怒りかも?

絶賛されたアルバム『コーション』(2018年)から、そろそろ3年。同作の日本版にはKOHHとの共演「Runway」の収録でも話題を撒いたが、次のアルバムでは一体どんなコラボで驚かせてくれるのか。今年のクリスマスは、このカリード&カーク・フランクリンとのコラボソング「Fall In Love At Christmas」でホッコリ温かく包んでくれたマライア。年中クリスマスであってほしいと願うクリスマス・クイーンは、既に来年のクリスマスの計画も立て始めているそうだ。








マライア・キャリー
「Fall In Love At Christmas feat. Khalid&Kirk Franklin」
視聴・プレイリスト一覧:https://mariahcarey.lnk.to/playlistRS

マライア・キャリー日本公式ページ:
https://www.sonymusic.co.jp/artist/MariahCarey/

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