降幡 愛が語る、独りよがりなラブソングにならない理由

降幡 愛(Courtesy of Purple One Star/バンダイナムコアーツ)



「サンセットに忍ばせて」のリファレンスは和田加奈子「悲しいハートは燃えている」

—シンセの流麗なサウンドと、ちょっと尖った感じのギターサウンドが印象的で。

降幡:ああ! そうですね。ギターソロって意味で言うと、本間さんに怒りの曲です、ってことは言いましたけど、ギタリストの方にそんなに細かくは伝えてなかったと思います。

—ギターで怒りが表現されつつ、でもサウンドの空気感は80年代っぽい華やかさを纏っていて、そこが面白いなと思いました。

降幡:本間さんはもうわたしの好みを知ってるので。そういうのが多分、1年やってきて言わなくてもわかるようになったところはあるかもしれないです。

—本間さんにリファレンスを出することもあるんですか? こういう曲がいいです、みたいな。

降幡:「サンセットに忍ばせて」に関しては、和田加奈子さんの「悲しいハートは燃えている」っぽい感じがいいとお伝えしました。バンドっぽい強いサウンドというか。



—強いサウンドと強い言葉、ですね。歌詞は基本シンプルですよね。

降幡:長くなりすぎないようには気をつけてますね。サビも同じフレーズを繰り返していて、耳に残りやすいようにしてます。令和の曲って情景を一言一句書くところがあるじゃないですか。もちろんそれはそれで素敵なんですけど、そんなに説明っぽくならない歌詞にしようとは常に思ってますね。

—「ネオ・イルミネーション」は、最初からクリスマスソングにしようと決まってたんですか?

降幡:決まってました。シンプルなクリスマスソングをつくろうと思ったんですけど、結果ちょっとこじれた感じの女の子の主人公ができた感じです。

—ジングルが入ってて、これぞクリスマスソングって感じですよね。

降幡:チャラーンみたいな乾杯の音は入れてくださいってオーダーはしました。曲の中で何度も出てくるんですけど(笑)。

—思い描いていた通りの曲になりました?

降幡:思い描いていた以上の感じです。街中で流れてそうな王道なクリスマスソングであり、自分の詩の世界観が合わさって新しい一面も生まれた曲です。もちろん本間さんらしい部分も出てて、詩はそんなに80’sに寄せてはないんですけど、サウンドとマッチしてる。すごく素敵なキラキラした曲ができたなって思います。

— “買ってもらったワンピース脱ぎ捨てた/シャワーヘッドをマイクにリサイタル”って歌詞とか、昭和な感じだなと思いました。

降幡:(笑)そうですね、言われてみると。普通の恋愛ソングじゃない感じというか。クリスマスって恋人だけで過ごすわけでもないじゃないですか。自分の中のクリスマス像が王道じゃないんだなって再認識しました(笑)。

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