BTS、LA公演最終日レポート 満員のスタジアムで見せつけた「圧倒的な実力」

パーティーのような多幸感

コンサートは、主に4つのアクトで構成された。パワフルなパフォーマンスとともに始まったコンサートは、よりダークなテーマへと移り、ゆっくりと遊び心あふれるムードに進んだかと思えば、エネルギッシュなアンセム曲で幕を閉じた。ベージュトーンのシックな衣装をまとったRM、JIN、SUGA、J-HOPE、JIMIN、V、JUNG KOOKによる「On」のパンチの効いたパフォーマンスとともにコンサートは幕を開け、続けて彼らは「Fire」や「Dope」といった定番ヒットを披露した。


Courtesy of BIGHIT MUSIC

観客は、序盤のタイミングを利用して12月4日に29歳の誕生日を迎えるJINのために初の「バースデー・プロジェクト」を行った。スタジアムに集まったARMYが「JIN」と書かれたサインを掲げたのだ。だが、当の本人は「世界屈指のイケメン」ネタを披露するのに忙しかったのか、メンバーに促されて赤いハートの海と化した観客席にようやく気づいた。心から驚いたJINはARMYに感謝の気持ちを述べた。その後、ファンたちがARMY BOMB(BTSの公式ペンライト)に紫色の月の形のカバーを付けると、JINは「I love you」というメッセージを送った。

「僕らは、この瞬間を待ち望んでいました」とJUNG KOOKは「Blue & Grey」を披露する前に観客に語りかけた。「Blue & Grey」はメンバーの人生における悲しい時期をテーマにした楽曲で、それに呼応してステージ演出もダークなものになった。コンサートを通じてさまざまな色やパターンを披露するよう設定されているARMY BOMBも、ここでは灯されなかった。その代わり、スマホの光がスタジアム全体を包み込み、幸せになりたいと歌うメンバーを明るく照らした。

この演出は、コンサートのハイライトと呼ぶにふさわしい、荘厳な「Black Swan」にぴったりのイントロダクションとなった。BTSのメンバーは、ダンサーとともに卓越した正確さと技術を披露し、白鳥の翼の動きを見事に表現したのだ「Fake Love」では、スタジアムの音響の都合上、観声が一体となって響き渡ることはなかったものの、シンクロされたペンライトの動きがARMYの存在感を際立たせていた。

コンサートの“シリアスな”部分が終わると、とびきり大きな笑顔が似合う「Boy With Luv」や大きなスクリーンに映し出されたコミカルなポーズで遊ぶ「Life Goes On」といった楽曲とともに楽しい時間が訪れた。「Dynamite」から「IDOL」に至るまで、10数曲を披露したBTSのコンサートはまるでパーティーのようだった。「ARMYの皆さんに囲まれて、本当に幸せです」とJ-HOPEは観客に言った。

Translated by Shoko Natori

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