AKIRA with THE ROCKSVILLEがロックンロールをアップデートする理由

―これまで、AKIRAさんはラヴェンダーズの作品でマージービートのカバーを中心にやってきたこともあって、「クラシックロックのカバーをやってる人」みたいに思われているところもあると思いますけど、今回のアルバムを聴くと全然違うし、決してマニアックな音楽をやっているわけじゃないんですよね。

KOZZY:うん、違いますよ。王道のロックは衝撃を受けた音楽の1つだとは思いますけど。LAの学校でロックの歴史みたいな授業があるっていうから教科書を見せてもらったら、ラモーンズの次にボーイズIIメンが載ってるんですよ(笑)。そういうめちゃくちゃなところが出ればいいなって思います。

AKIRA:古い音楽を聴いているのがカッコイイと思っているわけじゃなくて、それは一部なだけで。昔の音楽しか良い音楽がなかったら、今の音楽なんてなくなっちゃいますからね。ラヴェンダーズでやっていることもすごく好きだし楽しいけど、今の音楽も好きだし、全然マニアックではないと思います。

―それこそBTSの曲をYouTubeチャンネルで歌ったりしてますもんね。

AKIRA:そういう音楽を聴いたりしていたのも、今回のアルバムに影響していると思います。「カバーをやっている人」みたいなイメージを持っていた人もいると思うけど、このアルバムを聴いたらちゃんとわかると思います。

―DISC-2 には、2020年に配信と7インチでリリースされたXmasソング6曲が一枚に収録されています。

AKIRA:これは昨年、2週間ぐらいで作ったんですけど、Xmasになったらこのアルバムを聴くみたいな流れができてくれたらいいんじゃないかなと思って。単純に自分が聴きたいというのもあったので、1枚のCDにしました。これ1枚あればXmasは大丈夫っていう作品です。

KOZZY:これは本当によくできた1枚だと思いますよ。

AKIRA:音を聴けばすぐ、このスタジオで作ったことがわかると思います。本当に自画自賛なんですけど(笑)、「こんなにカッコいいXmasソングある?」という感じです。DISC-1を聴いていただきつつ、DISC-2を聴いて、知ってるXmasソングを私が歌っているのも楽しんでもらえると思います。

―今後はライヴも期待していいですか?

AKIRA:そうですね。2022年になったらリリースパーティを計画しているので、新しい音楽と新しい自分をお見せできれば良いなと思っています。





<リリース情報>



AKIRA with THE ROCKSVILLE
『L.U.V』
発売日:2021年12月9日

価格:3300円(税抜価格 3000円)CD2枚組
LABEL:B.A.D RECORDS UNITED
発売・販売:SOUL TWIST INC.
=収録曲=
DISC-1
1. Tokyo Girl
2. Whatever Gets You Thru the Night
3. Remember Me to Myself
4. The Night in the Valley
5. California Girl
6. Indian Summer
7. It’s So Easy
8. That’s My Jam
9. Hey Tonight
10. 恋のヴァレンタインビート

DISC-2 Xmas Songs
1. ジングル・ベル
2. サンタが街にやってくる
3. フェリス・ナヴィダ
4. ウインター・ワンダーランド
5. ホワイト・クリスマス
6. 恋はキャンディ・ケイン (アルバム・ヴァージョン)

Official HP : http://bad-rec.com/

Rolling Stone Japan 編集部

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