つんく♂の音楽に救われた10年間、モー娘。佐藤優樹の「等身大」な卒業コンサート

モーニング娘。'21の佐藤優樹(©UP-FRONT PROMOTION)

モーニング娘。’21佐藤優樹の卒業コンサートが12月13 日(月)に東京・日本武道館で開催され、佐藤が同公演をもってグループおよびハロー!プロジェクトを卒業した。

【写真】日本武道館での勇姿

同公演は新型コロナウイルス感染予防対策がとられた上で約6000人を動員。さらにライブの模様はひかりTV にて生配信され、全国47都道府県の映画館と台湾、香港、総計137スクリーンにて行なわれたライブビューイングには3万3000人を超える人数が参加した。

佐藤優樹は2011年9月に『モーニング娘。10期メンバー「元気印」オーディション』に合格しモーニング娘。10期メンバーとして加入。以降約10年3カ月にわたり活動してきたが、今年の2月からは過敏性腸症候群の発症に伴いライブへの参加を欠席していた。

ライブ最初の楽曲は12月8日発売の最新シングルより「Teenage Solution」。360度ステージをエメラルドグリーンの光が取り囲む中、センターステージに立った14人でライブに突入する。ステージに戻ってきた佐藤の姿、そして14人のモーニング娘。’21がフルスロットルで演じ上げるパフォーマンスに会場は大きな興奮に包まれた。




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モーニング娘。のグループ単独公演は 2019年11 月に開催された国立代々木競技場第一体育館での秋ツアーファイナル以来、じつに2年ぶり。MC ではメンバーも各地への配信・中継を紹介しつつ高揚感を隠しきれない様子。佐藤優樹もひかりTVの紹介で「全国に接続しています!」と画面の視聴者へむけテンションの高いキャラクターを見せる。

また、「愛してナンが悪い!?」など今年3月発売のアルバム『16th~That’s J-POP~』に収録されている楽曲でライブ初披露されたものは9曲にものぼった。中盤ブロックでは少数ユニットで多彩な楽曲をライブ初披露。譜久村・牧野・羽賀・北川による「二人はアベコベ」、佐藤・野中・横山・山﨑による「TIME  IS  MONEY!」、生田・石田・小田・加賀・森戸・岡村による「信じるしか!」と畳み掛けていく。

「泡沫サタデーナイト!」で再び全員がステージに登場。間奏では佐藤が「今日はみんなに謝りたいことがあります!  握手会出られなかったり、たくさん遅刻したり、そしてブログも書かなくて、今まですいませんでしたー!」と堂々ぶちまけながらも会場の笑いを誘い、ボルテージを上げた後には「青春 Night」から「Help me!! (updated)」「One・ Two・Three (updated)」などモーニング娘。の鉄板曲をちりばめたノンストップメドレーを披露。ステージ上の14人から休みなく繰り出される複雑なシークエンスはモーニング娘。が磨きつづけてきた圧巻ともいえるステージパフォーマンス力を見せつけるものだった。









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