Surrounded By Enemiesが語る、楽曲に込めた等身大な葛藤

―音楽と出会った最初のきっかけはなんでしょうか?

YUYA:自分はレミオロメンの「粉雪」を買ったのが最初なんですけど、中学の友人にONE OK ROCKを薦められて、「ロックバンドってこういうカッコいいものなんだ」と教えられたんです。ちょうど「恋ノアイボウ心ノクピド」という曲をテレビタイアップで見て、「これからこの人たちもドンドン凄くなるんだろうなぁ」なんて思っていたくらいでしたね。

FUJiTOR:僕はBUMP OF CHICKENですね。ゲームの主題歌だった「カルマ」にハマって、ギターを始めたんです。ギターをもったのは中3の頃でしたね。ネットに弾いてみた動画もたくさんあったので、その影響もありました。高校に入ったあとはガチガチなメタラーになりまして……(笑)。Metallica、SLAYER、ANTHRAX、MEGADETHなどメタル四天王だったりメロデスと言われるようなバンドも聴いて、かなり練習しましたね。

―自分に影響を与えてくれたロックバンドをあげるとするならどのバンドになるでしょうか? また人生を変えた1曲を挙げるとすると?

YUYA:SiMが一番最初にあがりますね。ONE OK ROCKやNOISEMAKERも憧れのバンドといえますし、影響はうけてますね。ピンボーカルに憧れがあって、ライブでの振る舞いや楽曲でどう表現するか?というのを含めてとても注目して見ています。人生を変えてくれた1曲というと、SiMの「Killing Me」になりますね。アルバム含めてアホみたいに何度も聴きました。ジャンル自体も馴染みが無くて「なんじゃこれ……」と最初はなりましたけど、聴いていくうちにドンドン好きになって、自分の音楽やピンボーカルへの憧れが固まっていくきっかけになったバンドかなと思います。



FUJiTOR:自分は先ほども名前が挙げましたけどBUMP OF CHICKENとメタリカ、あとはIn Flamesもあげたいなと思います。ここ最近だとSaosinやTaking Back Sundayなど00年代のエモやスクリーモのバンドをよく聴いてますね。人生を変えた1曲は色々考えちゃいますけど、メタリカの「Master of Puppets」ですね。この曲を聴いてギターを本気で練習しようと思ったし、高校の時にメタル好きな友達とバンドを組もう!となったきっかけにもなりました。この曲がなければ、いまの自分はいないと思いますね。

―お2人は高校も大学も完全に別々ですよね?

YUYA:そうですね。ライブハウスに出てバンドをやっていくなかで出会いました。FUJiTORさんのバンドがライブ企画をするためにデモ募集していて、自分らのバンドがそこに音源を送ったのがきっかけですね。その時のFUJiTORさんの印象は「ギターが弾けるちょっとコワイお兄さん」というのが第一印象でした。なにかおかしい態度を見せたら怒られるんじゃないか?とビクビクしていました(笑)。

FUJiTOR:当時彼がやっていたバンドは、メロディが良くて、YUYAのボーカルも素晴らしかった。素直に「これはやられたな」と思ったんですよ。一緒に企画にやるのもオッケーということで共演させてもらって、そのときに彼と会ったときは「親しみやすくて物腰の柔らかいヤツだな」と思ったのが正直なところですね。その印象がSurrounded By Enemiesを組むときに影響しているのは間違いないです(笑)。

Rolling Stone Japan 編集部

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