☆Taku Takahashiプロデュースの「NEX STAGE」始動、音楽が持つ力で明るい将来へ

また、「音楽業界にできるSDGsとは?」というテーマについては、「レコードやCDを作るにしても、環境負荷を減らす取り組みがあるのかをレコード会社さんに相談しても、あまりいろ良い返事が返ってこなくて、音楽業界全体で環境的な意識はあまり進んでいないように思えます。ただ、ヨーロッパでは再生プラスティックでレコードを作ったり、アーティスト主導で面白いことをやっている人もいるので、そういう情報を絶えず聞いて発信できるようにしたいです。それと、どんなジェンダーの人でも安心して音楽を楽しめるフェスを行ったり、それを通して社会貢献をするとか、そういう可能性は無限大だと思います」(ぷにぷに電機)。「日本のメーカーでもCDからもう1回CDを作るという取り組みが始まろうとしていると聞きました。レコードもそうできたらいいですよね。溶かしてしまえば再利用できるような気がしていて。ただ、再利用する段階で出る環境負荷も視野に入れておかないといけないとは思います」(大沢)。続いてAAAMYYYが、「例えば、昔の楽器やビンテージ機材を直せるところがなかなかなくて、使えずにジャンク品となってしまうことが多いので……」と話していると大沢が「相談してください。直している人を知っているので(笑)」とひと言。AAAMYYYは、「そういうお店があったら最高だなと思ったんですけど、今解決方法が1つ見つかりました(笑)」と笑った。

最後に、「3人にとっての「NEX STAGE」は?」とコメントを求められると、


ぷにぷに電機

「教育、ジェンダーなど、マインドチェンジの分野でもいろんな方と共有しながら、音楽分野のバトンを渡していくために自分の音楽に何ができるのかを具体的に考えていて、フェスの運営をやってみたいです。お身体が不自由な方や、お酒を飲まない方のスペースとか、ヴィーガンのメニューがたくさんあるフードトラックとか、そういうことができたらなと思ってます」(ぷにぷに電機)


大沢伸一

「コロナ禍で、配信が増えたのは、かなり大きな変革だと思っていて。実際に現地に足を運ばずに何かを届けることができるエンターテイメントに関して、もう少し進化の余地があると思います。そういうことを通して、実際に海をまたいでセッションをしてみたりということを、来年はトライしていきたいと思っています」(大沢)


AAAMYYY

「自分の身近が整っていくことが大切だと思うので、よりもっと愛を持って、今やるアクションの次には人がいるということを常に考えながら生きて行きたいです」(AAAMYYY)

と、それぞれの立場でのNEX STAGEを語り、「音楽とSDGs」についてのトークは終了した。

Rolling Stone Japan 編集部

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