岡村靖幸、最新アルバム『操』までを当時のプロモーターとV4代表が語る

岡村靖幸





田家:アルバムの5曲目「妻になってよ」。これを選ばれたのは?

福田:聴いた時に衝撃的だったので(笑)。主人公は20代半ば、まさに詞にあるように。表現がダイレクトですよね。切ないは切ないんですけど〈妻になってよ〉ですから、これまでの青春恋愛とはちょっとステージが違う。そういう歌詞でこういうメロディだったので、聴いた時にものすごい衝撃を受けて。実はこれ、シングルカットをしようかって話が当時あったんです。かなり冒険的なところだったと思うんですけど、所謂僕らで言う編成会議があって、そこには上がっていて型番ももらっていたんです。せっかくなので近藤さんにも訊きたいんですけど、この曲ってシングルカットしてたらどう思います?

近藤:これぞイケるって曲と繋げて出しちゃうかも。「スーパー★ガール」とか。カウンターとして出すみたいな。出し方の物語があればいいじゃないですか。

田家:出し方に物語があるかどうか、いい言葉ですね。

福田:当時近藤さんとちゃんと深く知り合っていて、言葉をもらっていたらもうワンプッシュできたかもしれないですね(笑)。

田家:EPICの編成会議ではそういうストーリーが生まれなかった(笑)。

福田:生まれなかったですね(笑)。

田家:この曲は全部自分ですね。プロデュースド、コンポーズド、アレンジド&パフォームドby岡村靖幸という1曲です。アルバムの1曲目「あばれ太鼓」はどこか和風な感じがあるでしょ。

福田:うっすら記憶なんですけど、もともと歌詞が入るために作っていたんですけどインストとしてもすごくクオリティが高いしいけるんじゃないかというので、最後にこれを入れるって決まった曲だったかと思います。

田家:さっきお聴きいただいたシングルの「ぐーぐーちょきちょき」がどこか和風だったりもしたので、そういう流れがあるのかなとも思ったり。

近藤:「ぐーぐーちょきちょき」はNHKのみんなのうたがあってできた曲なんですけど。

田家:あ、じゃあこの話はまた後ほどにしましょう(笑)。アルバムの作り方で苦労されたことはあったんですか?

福田:作りながら次の岡村靖幸の行き着く先じゃないけど、それを模索して結果的には整えているというか。決してオムニバスではないですね。

Rolling Stone Japan 編集部

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