カート・コバーンが幼少期に住んだ住宅の一つが2021年12月7日(水)、27万9900ドルで売りに出された。場所はワシントン州モンテサーノ、フリート通り南413番地で、カートの父ドンが離婚した後、しばらくの間2人で暮らしていたとされる家だ。チャールズ・R・クロス著の伝記『Heavier Than Heaven』によるとカートは当時11歳で、船の形を模した窓のある自室を持っていたという。カートの父ドンは後に再婚し、継母となる女性が2人の連れ子とともにこの家に引っ越してきた。カートは1982年の3月に家を出ると、祖父母らの住むトレーラーハウスに引っ越し、その後は家族や友人らの家を転々とする10代を過ごしたという。
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ニルヴァーナ「Smells Like Teen Spirit」がすべてを変えた夜ワシントン不動産チームはヘッジファンドとしてこの住宅を売りに出したが、実際にこの場所がリストに上がるまでは誰もカートが幼少期を過ごした家だとは気づかなかったようだ。
不動産業者のコルト・フェアリー氏はローリングストーン誌の取材に対し「カメラマンの女性が写真を撮るまで、誰もこのことには気づきませんでした。彼女はカートの幼少期をよく知っていて、この家が彼の過ごした場所だったことに気づいたようです。カートの父ドナルドは、この家を丸ごと船のようなデザインにしようとしていたそうです」と語った。
3日間で20件以上の内見の申し出があり、すでに3件の購入のオファーが来ているという。フェアリー氏は「もう1日中予約で埋まっています。土日もこの家まで車を出すことになりそうです。正直な話、ただこの場所を見たいだけの方もいるように思います。面白いことですが、ファンの方以外には知る由もないことです」と述べている。
今年7月には、カートが1968年から1984年まで過ごしたワシントン州アバーディーンの住宅が一般に公開されたばかりの中での知らせだった。
From：
One of Kurt Cobain’s Childhood Homes Can Be Yours For Just $279,900 
