モー娘。小田さくらが語りつくす、武道館コンサートの裏側とこれからの話

モーニング娘。’21の小田さくら(Photo by Rika Tomomatsu)



セットリストの意味

—セトリもすごくよかったなと思って。セトリにも佐藤さんの意見が反映されてたんですか?

小田:佐藤さんは一切口を出してないです。最後に自分のソロで歌う曲だけ選んだと思うんですけど、あとは決めてないって言ってました。

—最近の曲が中心で、しかもほとんどつんく♂さんの曲だし、佐藤さんにぴったりのセトリだなって。

小田:セトリに関して佐藤さんと私が同じ意見だったのが、「私のなんにもわかっちゃない」って曲が入ってなかったのだけ悲しかったです。佐藤さんがめちゃめちゃ歌ってる曲だし、ファンの方も最後に聴きたい曲の中に入ってたんじゃないかな、って思うので。『16th~That’s J-POP~』のアルバム曲を披露できたのが本当によかったです。半年以上前にリリースしたアルバムなのにずっと振りがなくて、もったいないなと思っていたので。結果的にアルバムのオリジナル曲は全部やれましたし。

—アルバム曲をやる前に「初披露」って言ってましたけど、アルバムはだいぶ前に出てるのに言われてみて「確かに」と思いました。

小田:普段だったら1曲か2曲初披露で、そこに緊張するのに、今回は初披露がありすぎて緊張はなかったです。全部初めてみたいな感じだったので、逆に「I surrender 愛されど愛」「ロマンスに目覚める妄想女子の歌」「ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番」とか、コンサート前半の既に披露している曲のブロックの方が不安というか。いろんなツアーでいろんなセットを踏んでるので、いくつものパターンが頭に入ってるんです。だから選択肢が多くて迷う時もあるんですけど、初披露曲は今のところ一つしか頭に入ってないから体が勝手に動く。リハーサルでは初披露曲の練習を優先しようってことで、コンサート前半曲の練習の回数が少なかったんです。いつもやってる曲とはいえ、2年やってないわけですから大変でした。



あとアンコールの「わがまま 気のまま 愛のジョーク」はいろんな人の意見が入って3回変わって、最終的にゲネの後にステージングが全部変わったので、あのフォーメーションで披露したのって、リハ、リハ、本番の3回だけだったんです。間違えちゃいけないっていうのと、冷静になってもいけないっていうので葛藤しながら(笑)。でもこの曲だけでなく、コンサート全編を通して誰も迷子にならず。それってめちゃめちゃ珍しいんですよ。みんなすごい頑張ったんだなと思います。偶然かもしれないですけど。私はリハーサルで一回迷子になりました。でも一回迷子になったらもう間違えない。リハーサルでは何人か迷子になっていたけど本番はならなかったので、さすがモーニング娘。だなって感じで、カッコいいです。



—本編最後 or アンコール最後は「わがまま 気のまま 愛のジョーク」かなって思ってたんです。佐藤さんのカッコよさが一番よく出てる曲かなと思うので。でもその後に「笑顔の君は太陽さ」で感動的に終わるとはまったく予想してませんでした。でもそれもすごく佐藤さんっぽいですよね。

小田: そうですよね。今は「まーちゃんの曲だ」って多くの人に思ってもらえてますが、モーニング娘。としてもどんどん歌っていきたい曲です。「笑顔の君は太陽さ」は佐藤優樹さんそのものみたいな曲だけど、モーニング娘。にとっても本当に大事な曲で。’14を経験しているメンバーからしたら歌詞の内容もそうですし、振り付けが大変だったこともありますし、そもそも心に残っている曲なんです。



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