モー娘。小田さくらが語りつくす、武道館コンサートの裏側とこれからの話

幻の「ほまめいタイム」

—道重(さゆみ)さんもブログに書いてましたけど、単独コンサートの時のモーニング娘。のメドレーはほんと最高ですよね。久々にやってみてどうでしたか?

小田:いいですよね。つんく♂さん曲のディレクターさんがいらっしゃるんですけど、ハロー!プロジェクトのコンサートで関わってるのはモーニング娘。だけなんです。その方が(メドレーを)作ってくださるんですけど、やっぱりカッコいいし、ありがたいことだなって気づきました。このコロナ禍の2年間、ご一緒できる機会がなかったので。MOMM(「モーニング娘。’20コンサートツアー春 ~MOMM~ 」 ※新型コロナの影響で全公演中止となった)のメドレーを今回ベースにしていて、曲と曲の繋ぎを少し変えたりしてるんです。MOMMのメドレーの中に、岡村ほまれちゃんと山﨑愛生ちゃんのモーニング娘。の末っ子の2人がすごくかわいいシーンがあったんです。短い時間なんですけど、“ほまめいタイム”があって。実は武道館の時にそのシーンの音も使われていて、確かに武道館のメドレーはめちゃめちゃカッコよかったです。ただもう一つあるという(笑)。それも早く見せたいです。いつか見せられるのかなぁ。

—今回、メドレーの最後が「愛の軍団」だったのもカッコよかった。

小田:しかも「愛の軍団」の構成はツーコーラスだったんですよ。これまでのメドレーではワンコーラスが多かったので、ツーコーラスは久々でした。鞘師(里保)さんパートの歌割りは私が担当になったのですが、今回ツーコーラス目の鞘師さんパートに佐藤さんが入ったんですよ。多分しばらくツーコーラスはやらないと思うんですけど、できてよかったし、道重さん以外と歌ったことがなかったと思うので、ここ道重さんと2人パートだったなとか思いながら歌って、ちょっと切ない気持ちになりました。また1人卒業してしまうなって。



—単独コンサートにはメドレーがあるのはお馴染みだったから、ファンも2年ぶりに見れてうれしかったと思います。

小田:やっぱりモーニング娘。のコンサートにはこれがあったなって、メンバーもファンの方も改めて感じたんじゃないかと思います。

—最新シングル『Teenage Solution/よしよししてほしいの/ビートの惑星』の曲も披露してましたけど、時代とともに音楽性も変わってきてますよね。EDMっぽさとは異なる奥行きが出てきた気がします。

小田:「よしよししてほしいの」のイントロも懐かしいけど新鮮というか、また新しいことしてるなって思います。「One・Two・Three」や「ワクテカ Take a chance」は、今リリースしても今っぽい曲だなって感じると思うんですけど、2012年に出してるので。当時は「これは歌なのか」みたいに言われたりもしましたし、恐れずに新しいことを次々とやるつんく♂さんの精神こそが、モーニング娘。なんだなと。だから、こういう曲をいただくと私たちも技量をもっと上げなきゃいけないんだなって、背中を押されます。逆に「Teenage Solution」は古き良きハロプロって感じがして、ベリーズ(Berryz工房)さんとか、6人のスマイレージさんの感じもあって、モーニング娘。にしては新鮮でした。





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