デイヴィッド・リー・ロスが引退公演キャンセル、彼は「太ったエルヴィス」で終わるのか?

デイヴィッド・リー・ロス、2020年3月4日撮影(Photo by Kevin Winter/Getty Images for ABA)

デイヴィッド・リー・ロスは今週初め、米ラスベガスのHouse of Blues Las Vegasで予定していた引退公演をキャンセルし、多くのファンを落胆させた。彼は先日、「新型コロナウイルスに関連する不測の事態」のために最初の2公演(12月31日、1月1日)を2月11日、12日に延期すると発表していたが、昨日(1月3日)になって何の説明もなく残りの日程全て(1月5、7、8日、14、15日、21、22日)のキャンセルが告知された。

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引退公演について最初にアナウンスされたのは2021年10月のこと。「俺はもう舞台を降りるよ」と、彼はLas Vegas Review Journalに語った。「俺は引退する……声明に関して説明するつもりはない。説明は金庫の中だ。今度の5回のショウが最後になる……俺は自分が持つすべてを提供してきた。後悔はしていないし、誰にも何も言うことはない。みんなと会えなくなるのは寂しいけど、元気でいてくれよ」

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当初は5公演の予定だったが、チケットが瞬く間に完売すると、彼はさらに4公演を追加した。「お金を払ってでも、俺を見送りたいと思っている人たちがこんなにいるとは知らなかった」と彼は言った。「だから、余計なことをして人々を怒らせるより、もっと多くのチケットを販売することにしたのさ。とある業界関係者にはこう言われたよ。“デイヴ、君の年齢なら3回目のリタイアでもおかしくない。映画『ロッキー』を見たか? 彼は7回だ。同じ男が『ランボー』でも5回。彼は君を14回も上回っている”と。そんなふうに、俺が出ていこうとすると引き戻されるんだ」

2007年のヴァン・ヘイレン再加入によってデイヴのソロ活動は休止していたが、2019年にラスベガス公演とKISSの最終ツアー「End Of The Road」でオープニング・アクトを務める計画を発表し、そこから再始動している。この当時、エディ・ヴァン・ヘイレンの健康状態について知る者はいなかったが、デイヴは彼の体調が芳しくなく、バンドに戻ることはないだろうとほのめかしていた。

Translated by Rolling Stone Japan

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