EXILE AKIRAが語る、この時代にあらためて考えた「EXILE」の存在意義

みんなの夢を叶える場所

ーNEW EXILEの、敢えて今までに無かった部分を挙げるとするなら?

EXILEという単体のダンス&ヴォーカルグループで考えるというよりは、EXILE TRIBE、LDH全体の概念や意志が集まって形になったものという感じがします。所謂“EXILE魂”を持っているのは14人のメンバーだけではなく、他のグループはもちろん、Jr.EXILE世代の若い子たちも持っているんですよ。10年前からEXPG(LDHのダンススクール)で教育してきているので。コロナ禍を経たことで、EXILEという存在自体がLDHにいるみんなの 概念や思想を投影したものでありたいなとも思いましたし、みんなの夢を叶える場所に進化してきていると思うんです。なので、“EXILE”という看板を背負っているのは実はEXILE TRIBE全員なのです。



ー今まではある種のスタイルやジャンルだったものが、プラットフォームのようなものに変化していった?

はい。でも、僕の意地の部分ではちゃんと“EXILE”を表現しなきゃダメだという想いもあるんですよ。他のグループにも“from EXILE”とか“from EXILE TRIBE”って付いていますけど、“やっぱり(本家の)EXILEはこれでしょう!”というオリジナルならではの気迫や信念と共にパフォーマンスや姿勢を僕らがしっかり発信しないといけないという、その役目と責任は強く感じています。

ー新しいエンタテインメントの在り方をAKIRAさんはどのように考えていますか?

この先もエンタテインメントを長く続けていくためには、アニメやヴァーチャル、ゲームの世界というところに広がっていくのが自然な流れだと思うんです。でも、僕としては逆にそこに頼りすぎないで、いかにリアリティがあるものを届けられるかというところが重要でだと思っています。アナログだろうがヴァーチャルだろうが、良いものはいつの時代も人々に刺さるわけです。だからこそ形にとらわれず、シンプルに想いが強い人だったり、表現力・発信力がある人、自分たちのスタイルを貫き通した人が生き残っていくのかなと思います。コロナ禍になって映像の見せ方とかも進化して、僕たちもLIVE×ONLINEをやりましたけど、良い意味でものすごく幅が広がっていると思うんですね。でも、そこで頭でっかちになりすぎても良くないかなと。それに、世界中でコロナの捉え方が違うじゃないですか。日本みたいに安全第一で考えているところもあれば、欧米のように気にせず通常のスタンスでライブやスポーツ観戦をすでにやっている国もあるし。そういうのを見ていると、コロナに対する意識がどう変わっていくのかにもよるのかなと思いますけどね。

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