Natural Lagが語る、ソロプロジェクトが「バンド」に変わった瞬間

Natural Lag(photo by Jumpei Yamada)

昨年末、日本レコード大賞を初受賞し、名実共にトップアーティストの仲間入りを果たした5人組アーティスト・Da-iCE。そのメンバーであり、4オクターブの美声を誇る花村想太(vo)率いるバンドプロジェクト・Natural Lagが最新ミニアルバム『Natural Awake』をリリースし、初のワンマンツアー「Natural Lag Live Tour 2022 After Rain」を開催する。

今回のインタビューでは、メンバーそれぞれがどのような経緯でこのプロジェクトに集結し、どんな想いで変化しながら正真正銘のバンドにならんとしてきたのか語ってもらった。Natural Lagがそのバンドメカニズムも含め、如何に魅力的で面白いバンドか紐解く内容になっているので、ぜひご覧いただきたい。

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―2020年のデビューから2年。今、Natural Lagはどんなバンドになっているなと感じていますか?


花村想太(以下、花村):結成当初は、僕がやりたいことをやるソロ・プロジェクトみたいな感じでスタートしていたので、1stミニアルバム『ナチュラルストーリー』は自分ひとりで創ったモノをバンドメンバーにアレンジしてもらう。そういう方向性で活動していたんですけど、もっと仲間感が欲しいなと思って。それで「立て直そうかな」と自分の中で構想して、スタッフさんにもバンドメンバーにも相談して「みんなで方向性を決めていく、メンバーひとりひとりがNatural Lagの顔になるような活動がしたい」という話をしたんです。そこから今回のミニ・アルバム『Natural Awake』の制作に入ったので、話し合いをする機会が圧倒的に増えましたね。しっかり全員で意見を出し合って作品を創っていけるようになりました。

―正真正銘のバンドに近付いていくアプローチをされたわけですね。

花村:徐々に徐々に。なので、今は「4人で47都道府県ツアーを車でまわったりしたいな」と思ったりしています。みんな30歳を超えているから時間が無限にあるわけじゃないので、最速でメンバー間の仲を深めていってどんどん良い作品が作れるバンドにしていけたらなって。


花村想太(photo by Jumpei Yamada)

Rolling Stone Japan 編集部

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