スカコアの先駆者、マイティ・マイティ・ボストンズが解散

マイティ・マイティ・ボストンズ、1991年撮影(Photo by Jim Steinfeldt/Michael Ochs Archives/Getty Images)

1983年結成、米ボストン出身のマイティ・マイティ・ボストンズが、現地時間27日に解散を発表。解散の理由は明かさず、「何十年にも渡って兄弟愛を育み、世界中をツアーし、素晴らしいレコードを皆で作ってきたが、もうバンドとして続けないことに決めた。なによりも、私たちを支えてくれた一人一人に心から感謝の気持ちを表したい。あなたたちなしでは、何一つできませんでした」とファンに向けてメッセージを送った。

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今回の突然の解散発表は、ワシントンD.C.で行われた反ワクチン集会の宣伝で使用された曲の制作者が、ボストンズのフロントマンであるディッキー・バレットではないかという噂が浮上してから、わずか数日後のことだった。同曲はグラハム・ナッシュの「Chicago / We Can Change the World 」を無断で一部引用しているとして、ナッシュ本人から訴えられていた。ローリングストーン誌はボストンズの担当者に解散を含めた一連の件について問い合わせたが、返答はなかった。

1989年の『Devil’s Night Out』を皮切りに、ボストンズは11枚のスカ・パンクのアルバムをリリースし、95年の映画『クルーレス』に出演しヒット曲「Where’d You Go?」を演奏したことも。97年、ボストンズに端を発したスカ・リバイバルの中で、バンドは名曲「The Impression That I Get」でトップ20ヒットを記録した。

from Rolling Stone US

Translated by Rolling Stone Japan

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