トランプ元大統領を殺すと発言した男が逮捕

2021年1月4日、トランプ支持者たちが議事堂を占拠する2日前、ウェルニッキはシークレットサービスのロングアイランド・レジデンス事務所に電話をかけ、2通の留守電を残した。どちらの音声でもウェルニッキは、トランプ元大統領と他12名の議員を殺害することを言い残している。最初の音声で彼は、「『個人1』を引きずり下ろすためにできることは全てやる」と述べ「これは脅迫に違いない。ここに来て私を逮捕してみろ。『個人1』と12匹の猿どもを引きずり下ろすためならなんだってやってやる。マンハッタンでやれる機会があったら最高だったが……。明日『個人1』はジョージア州だ、私は必ずやるぞ」と続けた。

2021年11月8日、今度はシークレットサービスのニューヨーク事務所に電話をかけ、トランプ元大統領をヒトラーのようだと繰り返し揶揄したとされている。彼は「『個人1』の死を確実にするためにできることは全てやってやる」と述べた。

2021年12月2日、ウェルニッキは再びシークレットサービスのニューヨーク事務所に電話をした。今度は22口径のライフルを持ってトランプ元大統領の住居前でデモを行うことを述べたようだ。彼は「次なる内戦はもう始まる。投票が操作されたなら、武器をとって立ち上がるべきだ」と発言した。

ウェルニッキの電話に対応したシークレットサービスの男性はコメントを発表していない。州弁護人のディアドラ・フォン・ドーナム氏がウェルニッキの弁護人としてその電話に立ち会ったようだが、彼女からもコメントはないようだ。

From:Man Arrested For Allegedly Telling Secret Service He Wanted to Kill Donald Trump

Translated by Kazuhiro Ouchi

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