BE:FIRSTと仲間たちの卒業式 SKY-HI「こんなイケてるチーム、他にない」

<オーディション参加者>から<パフォーマー>への進化

SKY-HIがステージを降りると、ここからは「THE FIRST」の審査やチャレンジの一部をなぞる軸と、この日のオリジナルパフォーマンスが交互に披露される構成となる。まずは3次審査の課題曲となったDa-iCE「BACK TO BACK」をMANATO/SHUNSUKE/TAIKI/edhiii boiが披露。曲が終わると再びSKY-HIが登場し、JUNONと共に「ナナイロホリデー」をパフォーマンス。リードを取ったJUNONの柔らかなヴォーカルが印象に残る。そして3次審査の課題曲だったw-inds.「Beautiful Now」をLEO/REIKO/JUNON/RAN/TENが歌い、続いては「F-3」をTEN/SOTA/SKY-HIが披露。もともとはSKY-HIのソロ曲であり、タイトなラップが印象的な曲だが、三人で歌うことでユニゾンとダンスパフォーマンスの妙でも聴かせる曲となった。そして3次審査曲のラストはSKY-HI「Sexual Healing」をRUI/SOTA/RYUHEI/RYOKI/SHOTA/SHUNTOに加えて、SKY-HIも参加してパフォーマンス。3次審査曲パートは、スクリーンに映し出されたオーディション時の映像も含めて、全体としてオーディション時から現在までの成長や、「<オーディション参加者>から<パフォーマー>への進化」を感じさせる構成となっていた。

続いては参加者を3チームに分け、同一のトラックに対して歌詞とメロディ、ダンスを参加者たちが作り出すというクリエイティブ審査が行われた合宿審査のパートへ移行。そのトップはチームC(SHUNTO/SHOTA/REIKO/RUI/TAIKI)の歌う「YOLO」から始まり、チームB(RYOKI/RYUHEI/JUNON/RAN/SHUNSUKE)「Good Days」、そしてチームA(LEO/SOTA/MANATO/TEN/NAOKI)の「“A”  Life」へと展開し、曲の終わりでは、新型コロナウイルス感染症の影響で、残念ながら出演が叶わなかったNAOKIからのビデオコメントが流された。そのままビートが流れる中、SKY-HIからこの日の登場メンバーに対してそれぞれにメッセージが伝えられ、「君たち本当に最高だよ。何回生まれ直しても君たちと出会いたい」という言葉が贈られた。そして「俺はもう行くから、みんなの歌を聴かせてください」という言葉でSKY-HIがステージを降りると、SKY-HIからのバトンを受け取った参加者全員で「Kick Start」が歌い上げられた。

ステージが暗転し、スクリーンに合宿審査「疑似プロ審査」のオープニング映像が流れ、RYOKI/RAN/SHUNTO/TEN/SHOTA/RYUHEIによる「Move On」、LEO/SOTA/MANATO/JUNON/REIKO/RUIによる「Be Free」が連続して披露された。「Move On」の鈍く光る赤い照明に照らされた、ヒリヒリするようなパフォーマンスと音像、「Be Free」の青を基調にした明るい照明に軽やかなダンスとヴォーカルという対象性はオーディション時と変わらないのだが、そのカラーの違いやコントラストがより強く感じたられたのは、彼らのパフォーマンス精度がオーディションから飛躍的に成長しているからだろう。


Photo by ハタサトシ


Photo by ハタサトシ

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE