ジョー・ローガン騒動にトランプ氏が参戦「謝罪するのは止めるべき」

2022年1月15日、アリゾナ州フローレンスの集会で演説中のドナルド・トランプ前米大統領(Photo by Ross D. Franklin/AP)

人種差別発言で謝罪したPodcast番組司会者のジョー・ローガン氏に、ドナルド・トランプ前米大統領が怒りをあらわにしている。

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「ジョー・ローガンは面白い男で人気もあるが、フェイクニュースや頭のおかしい極左の連中に謝罪するのは止めるべきだ」と、前大統領は現地時間7日に声明を発表した。「どれだけ表現を変えて謝罪すれば気が済むんだ? ジョー、自分の得意なことに専念しろ、奴らのせいで腑抜けだとか腰抜けだと思われてはいけない。君はそんな人間じゃないし、この先も違う!」



Spotifyの超人気Podcast番組『The Joe Rogan Experience』でコロナウイルスの誤情報を拡散し、人種差別的な暴言を吐いたとして非難の矢面に立たされているローガン氏は、過去のエピソードで度々Nワードを口にしたことを5日夜に謝罪した。ローガン氏は「もっとも残念で恥ずべき行為」として対処しなければならないと述べた上で、「Podcastで公然と口にするのはもちろん、どんな文脈でも白人があのようなことを口にするべきではない。俺もその点では同意見だ」と付け加えた。

謝罪の前日、Spotifyはアーカイブから『The Joe Rogan Experience』の70話以上を密かに削除した。具体的にどの回が削除されたのかは不明だが、削除された中にはローガン氏がNワードを発言した回もあった、と大勢の人々が指摘している。

その前にもローガン氏は、Podcastの独占配信権を1億ドルで購入したSpotifyに対し、自分や一部のPodcastゲストが発信したコロナウイルス誤情報の結果、騒動が起きたことを謝罪した。「俺は誤情報を広めようとしているわけじゃないし、騒ぎを起こそうとしているわけでもない」と、Instagram動画の中でローガンはこう述べた。「このPodcastでは、ゲストトーク以外のことをしようと思ったことは一度もない」

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from Rolling Stone US

Translated by Akiko Kato

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