ヴァン・ヘイレンの音楽を歌い継ぐサミー・ヘイガー 1986年のステージを振り返る

サミー・ヘイガーとエディ・ヴァン・ヘイレン

サミー・ヘイガーが意を決し、自身のソロステージで初めてデイヴィッド・リー・ロス時代の楽曲を披露したのにちなみ、いざ1986年へタイムスリップ。

【動画を見る】1986年、サミー・ヘイガー時代のヴァン・ヘイレンによる「叶わぬ賭け」

さる2月12日の夜、ヴァン・ヘイレンの歴史で大きな出来事があった。ラスベガスのストラットシアターでレジデンス公演『Sammy Hagar and Friends』を行っているサミー・ヘイガーが、「悪魔のハイウェイ」(原題:Running With the Devil)、「叶わぬ賭け」(原題:Ain’t Talkin’ ‘Bout Love)をセットリストに加えたのだ。ヴァン・ヘイレン在籍中には何度か歌ったことがあったが、ソロステージでデイヴィッド・リー・ロス時代の曲を取り上げたのはこれが初めてだった。

ファンが撮影した当日の動画をご覧いただければお分かりの通り、彼はヘヴィなヴォーカルパートの大半をベーシストのマイケル・アンソニーに任せている。在りし日のヴァン・ヘイレンのサウンドでは、彼のバックコーラスが重要な役割を担っていたことを考えれば合点がいく。その事実を確かめたければ、1986年の『5150ツアー』公演で演奏された「叶わぬ賭け」をご覧あれ。コーラスの度にアンソニーの声が鳴り響く。彼がいなかったら、この曲はまったく違ったものになっていただろう。


Translated by Akiko Kato

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