下院議員候補が友人の娘らのパジャマパーティで泥酔、子どもらに暴言を吐く

Stephen Pingry/Tulsa World/AP

アメリカ人は混乱の時を過ごしている。気候危機は本当なのか、誰もが医療行為を受けられるようになるのか、富豪たちはその収入に見合った税金を払っているのか、誰もが迷っている状態だ。近年のパンデミックにより、感染症から数十万人の命を救うための努力に価値があったのかどうかさえ、意見がまとまらなかったことが明らかになってしまった。

しかし全てのアメリカ人の意見がまとまるであろうことが一つある。それは下院議員選挙に出馬しようと考える人間が、中学生の女の子たちのパジャマパーティに参加し、泥酔し、睡眠薬を飲んだ上で暴言を吐き、洗濯カゴに吐瀉物をぶちまけることは間違っているということだ。

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ところが、オクラホマ州のアビー・ブロイルズ下院議員候補にはこのことが分かっていなかったようだ。32歳のアビー・ブロイルズ氏は、友人の娘らが企画したバレンタインデーのパジャマパーティで大失態を犯した。オクラホマ州の地元メディアNonDocによるとブロイルズ氏は、12歳から13歳の少女たち8人が集まってタイタニックを見ている間、泥酔したブロイルズ氏が少女たちに襲いかかったようだ。ブロイルズ氏は何が起こったか覚えていないと弁解しているが、被害を受けた少女らは彼女に「ニキビ面」、「間抜けのスペイン人」などと怒鳴られたと訴えている。恐怖を感じた少女の中には泣きながら部屋を出ていく子もおり、ブロイルズ氏は最終的に洗濯カゴの中に嘔吐したようだ。

ブロイルズ氏は地元メディアのKFORに対し、「ワインと一緒に飲んだ睡眠薬のせいで幻覚を見ていた」「正気に戻るまでの記憶は全く残っておらず、気づいた時には洗濯カゴに嘔吐していた」などと弁解し、「本当に申し訳ありませんでした。自分自身が何をしているか理解できていなかった私の行動により傷つけてしまったり、トラウマを与えてしまったことに心から謝罪します」と付け加えた。

今回のニュースを初めて報道したNonDocは、被害を受けた少女らの保護者たちに取材を行った。パーティを主催したブロイルズ氏の友人は、彼女の行為に衝撃を受けたとコメントし、他の参加者のうち1人の女の子の母親はTwitterに、ブロイルズ氏がすぐに謝罪しなかったことについて厳しく非難する内容の投稿を行った。


謝罪から一転、ブロイルズ氏は現在、今回の事態を自身に対する政治的なネガキャンの一部だと主張している。彼女は共同通信に「今回私が起こしたと言われている事態は本当の私がやったことではありません。これは一切私の信条を反映しておらず、メディアによるネガキャンが再び始まりましたが、私はオクラホマ州民のために闘うことをやめるつもりはありません」と語った。

From:Congressional Candidate Apologizes for Drunkenly Berating Tween Girls at Slumber Party, Throwing Up in Hamper

Translated by Kazuhiro Ouchi

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