BEYOOOOONDSの前田こころ、小林萌花、平井美葉が語る、グループの「成長実感」

BEYOOOOONDS:写真後列右端が前田こころ、後列右から三番目が平井美葉、前列右から二番目が小林萌花(©UP-FRONT WORKS)

BEYOOOOONDSがちょうど1年ぶりとなるCDシングル「英雄~笑って!ショパン先輩~/ハムカツ黙示録」をリリースした。

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コロナ禍以降、彼女たちは単独ツアーや初のホールコンサートが中止になるなどツラい時間を過ごしてきたが、ミディアム・スローテンポのハロー!プロジェクトの楽曲のみでコンサートを行う「~The Ballad~」や、ハロー!プロジェクトメンバーが「花」「鳥」「風」「月」の4チームに分かれて全国ツアーを行う「花鳥風月」、そして主演舞台「眠れる森のビヨ」などを通じ、単独公演が行えない状況でも持ち前の向上心でスキルを磨き続けてきた。そして先日、初のホールツアーと初の日本武道館公演が発表され、ここぞとばかりに勢いに乗っている。



ツアー(Hello! Project 2022 Spring CITY CIRCUIT/BEYOOOOOND1St CONCERT TOUR ~どんと来い! BE HAPPY!~)を間近に控えている今回、前田こころ、小林萌花、平井美葉の3人にこれまでの奮闘を振り返ってもらい、彼女たち自身も爆笑したという新曲について話を聞いたのだが、これまで以上に強い気持ちが感じられる3人の言葉の数々に、Zoom越しにもかかわらず圧倒されてしまった。

―BEYOOOOONDSも含め、表現者の多くはたくさんの人を元気づけたいという気持ちで日々活動している部分もあると思うんですが、今のようなイレギュラーで厳しい状況が長く続いてしまうと、さすがにみなさんとしても精神的なツラさが重くなってしまうのではないかと不安に思っているんですが、いかがですか?

平井 ライブがたくさんできなかったり、ファンの方とお会いして積極的に交流するということもできないという意味ではすごく悔しい期間だったと思うんですけど、みなさんを元気にしたい、応援したいという意味ではだからこそ気合がはいるというか。私たちもみなさんも同じ状況で頑張ってるからこそ、「一緒に頑張っていこう」という気持ちになれました。BEYOOOOONDSのパフォーマンス自体、「大丈夫、頑張ろうね!」って直接的に呼びかける歌詞が多いこともあって、あまりネガティブな気持ちにはならなかったですね。

―なるほど。

平井 メンバー同士で話し合っていると「BEYOOOOONDSはこれからどうなっちゃうんだろう」とか「BEYOOOOONDSの活動をもっとしたいよね」という話にはなっていたし、こういう現状なので我慢するしかなかったという面はあるんですけど、BEYOOOOONDSの活動をしたいという思いはメンバー一人ひとりが強く持っていたし、そういうメンバーと素直に自分たちの気持ちを確かめ合っていたからこそ耐えられていたのかなというのはあります。

小林 今、平井美葉ちゃんが言ったとおりで、お仕事ができなかったり、ひとりでいなきゃいけない期間が長くなってしまうというのは一般的にはネガティブに捉えられると思うんですけど、BEYOOOOONDSの子たちは向上心が強いのでそれをポジティブに捉えて、その時間を使って自分と向き合って、自分はどうしたらいいのか、BEYOOOOONDSはどうしたらいいのかということを考える時間にできたと思います。これから頑張っていこうという時期にこういうことになってしまったのでもちろん悔しい気持ちはたくさんあったんですけど、これからBEYOOOOONDSがどこに行きたいかという目標がより明確になったという意味ではポジティブな時間だったと思います。

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