「ETERNAL Art Space」で没⼊するデジタルアート、五感に訴えかける体験をレポート

最初に上映されたのは、画家・中山晃子による「泡沫の形」の新作。音楽家 / ピアニスト・澤渡英一が手掛けるピアノとデジタルのサウンドとともに、色彩豊かな絵の具と水が混じり合う映像がリアルに映し出される。人工的には生まれ得ない一期一会の泡沫が、スクリーンに瑞々しく映し出されていく。流動的で色鮮やかな映像がダイナミックに迫ってきて、すっかり別の世界に来たような感覚に陥った。


Photo: Shigeo Gomi


Photo: Shigeo Gomi

続いて、没⼊型体験ミュージアム「Immersive Museum」(近⽇開催予定)の「”印象派” IMPRESSIONISM」から、印象派の代表的作家・モネの「睡蓮」をテーマにしたシーンを特別編集した映像が初公開。光を求めて描き続けてきたモネが最終的に⽬指した「光とともに絵画の世界へ没⼊体験できる場」をテクノロジーを⽤いて描いたという本作。深いキック音とオーケストラルなエレクトロミュージックとともに、「睡蓮」の世界が立体的に臨場感あって迫ってきて、絵画の中に入り込んだかのような世界に圧倒された。


Photo: Shigeo Gomi


Photo: Shigeo Gomi

Rolling Stone Japan 編集部

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