歌うだけのガールズ・バンド mzsrzが語る、5人を繋ぐ「歌声」という絆

mzsrz(Photo by Jumpei Yamada)

『エイベックス × テレビ東京』によるオーディション『ヨルヤン』から誕生した5人組ガールズグループmzsrz(ミズシラズ)が、1stアルバム『現在地未明』を2022年3月16日に発売する。全曲DECO*27がプロデュースを手掛けた今作には、多感な時期ならではの焦燥や不安、自身の存在証明を渇望する心境が、エッジの鋭いサウンドと共に描かれている。

その楽曲たちは、1人ひとりが持つ圧倒的な歌唱力によってより一層ピュアで儚く、二度と戻らない今を苦さと美しさの両面から映し出しているが故、あらゆる世代の胸に響くはずだ。結成から1年あまりを経て世に送り出すデビューアルバムについて、それぞれの想いを語ってもらった。

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―みなさんはオーディションを経て結成、2021年1月にデビューしたわけですが、ここまで約1年間どんな思いを持って活動してきて、どんな変化がありますか?

ゆゆん:私はオーディションを受けたときは自分の歌に自信がなくて、受かると思っていなかったんです。もともとネガティブ思考なので、自分の考え方を自分で否定しちゃうことがあるんです。でもこの1年の活動を通して考え方が変わっていって、「自分の努力があってこそ、この場に立てているんだな」って、ちゃんと自分を認めることができるようになりました。歌い手としても前を向いていかなきゃいけないなって、mzsrzの楽曲に背中を教えてもらうことで今こうして頑張れてるのかなって、自分でも成長を感じています。


ゆゆん

実果:私は、幼稚園の頃は歌手になりたいという夢があったんですが、そこから成長するにつれてまわりの意見とかを聞いて、「自分は公務員を目指すんだ」と思っていたんです。でもmzsrzの活動を通じて、「私はやっぱり歌手になりたい」という想いが強くなって、以前よりも歌うことが楽しくなりました。

Rolling Stone Japan 編集部

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