ーこれまで久保さんは顔を出さず活動してきました。このタイミングで顔を出されて活動していくことを決めたそうですが、不安だったりプレッシャーはありますか?今までは、曲を純粋に楽しんでもらいたかったので顔出しをしていなかったんです。でもこれからは自分自身のことを歌にしていこうと決めて、そのために顔出ししていこうかなと話し合って決めました。今までは楽曲も作ってもらっていたんですけど、これからは自分も楽曲を作っていくので、何を伝えていけばいいのか悩むんですけど、自分の過去の言いづらいことだったり、今までとはちょっと違った形のものを作れたらなと思います。
ー別のインタビューで、「自分にあまり興味がない。それよりも人のことを救いたい」と発言をされていました。なんで自分のことより他の人を助けたい気持ちの方が強いんでしょう。自分が苦しい経験をしたので、他の人が同じような気持ちになっていると、すごく分かるんです。自分よりも周りの方を救ってあげられた方が、自分も楽になるかもしれません。
ー久保さんは、つらい過去などに対して上手く折り合いをつけて、自分自身は救われた感覚はありますか?sYouTubeでコメントとかが来たときに、「あ、聴いてくれているんだな、うれしい」と思うし、これからも頑張ろうって前向きになるので、そういう部分から心が救われています。
ー一方で、Twitterで「「楽」を求めてるのに、不安が無いと怖くなったり。矛盾してる自分が嫌だなって」と書かれてました。救われたいと思っているけど、なくなってしまったら不安になる。そんな矛盾した気持ちもあるんでしょうか?
矛盾した気持ちしかないです。自分でも分からないほど矛盾しているのに、先に進もうとするので、結局またよく分からなくなっちゃうんです。そういう気持ちだったりをノートに書いて、いつか自分がその意味が分かったときに読み返せるようにしています。
ー矛盾した気持ちが歌う理由だったり、曲を作る理由になっていると思いますか?はい。自分でも何か分からない答えをいつか見つけられればなと思っています。