久保あおいが語る、素顔を出す覚悟をした理由「今度は私の歌で救いたい」

ー今回リリースされる「独り言」は、久保さんの作詞作曲の楽曲です。作詞をする上で、まず散文を時間ごとに書かれています。どうしてそのような方法を取ることにしたんでしょう。

いつもの日々の1日を切り取っただけなんですけど、1日1日で思っていることがたくさんあって、それを曲にできるんじゃないかなと思って提案したんです。この曲は何気ない1日を描いています。

ーいきなり歌詞にするのではなく、散文にした理由は?

今回初めて歌詞を書いたんですけど、自分がそういう文章を書いて、まとまった中から歌詞を書くほうがやりやすかったんです。これからもそうしていこうかなと思っています。

ー歌詞を書くにあたって、何気ない1日をテーマにしたいと思った理由は?

私の思っている何気ない1日が、周りから見ると全然別の1日だと思ったんです。あ、そうなの? みたいなことが結構多くて。それで、いつも自分の心の中で思っていることを独り言でつぶやいている感じにして歌詞を書きました。こうやって自分で文章にしたときに、こんなに考えていることがあったんだって初めて気づくんです。

ーそれぞれのストーリーから歌詞にするのは難しくないですか?

どうすれば情景が浮かぶのか、悩みながら書きましたね。1番は、生きる意味が知りたいってことを伝えたかったので、それをサビに持ってきて。あとは時系列順に書きました。

ー生きる意味を知りたいというのは、久保さん自身が思っていること?

そうですね。気づいたときには、ずっと疑問に思っていました。最初は言葉にできない感情だったんですけど、少しずつ分かってきて言葉にできて、それを歌詞にしています。

ーはっきりした答えってないと思うんですけど、久保さんが思う生きる意味はなんだと思いますか?

歌でしょうか。あとは、人を救いたいとか、寄り添いたいという気持ちが、今の私の生きる意味だと思います。

Rolling Stone Japan 編集部

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