吉田理幹が語る悩みと転機、「やさしいひとたち」であろうと決意した理由

吉田理幹(Photo by Takuro Kawakami (MONO))

バンド「やさしいひとたち」と、ユニット「The Super Ball」のピアノ&ボーカルとして活動する吉田理幹。周りの人たちから「やさしい」と言われることや、綺麗事が好きだという自身の考え方を受け止め、これからも音楽を紡ぎ続けていきたいと語る彼の活動のルーツに迫った。


ー吉田さんが音楽に目覚めたきっかけを教えてください。

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吉田:両親の影響が大きくて。父がギターとピアノ、母がボーカルとピアノでアマチュアバンドをやっていたこともあり、小さい頃から音楽が近くにある環境で育ったんです。気づけば自分も楽器と歌に触れていました。

ー自分で歌おうと思ったきっかけはなんだったんでしょう?

吉田:高校時代はプロ野球選手になりたいと思って強豪校の寮に入っていたんですけど、しんどい寮生活の中、お風呂で歌う瞬間がすごい幸せで。極めつけは、サッカー部が全国大会に行ったとき、選手権の曲を担当していたいきものがかりがサプライズで体育館でゲリラライブを行ったんです。それを観て、鳥肌が止まらなくて。ものすごく感動して野球どころじゃなくなってしまったんです。それで、引退した次の日にボイトレに通いだして、小さいときに習っていたピアノも再開してっていう感じですね。

Rolling Stone Japan 編集部

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