Novel CoreとAile The Shotaが語る、二人が共有してきた「嬉し涙」の意味

「頑張れ」よりも「頑張ろう」って言ってもらえた感覚になるものを(Novel Core)

Aile The Shota:あと、Coreと深くなったきっかけは一緒に涙流したときかも。泣く思い出が多い(笑)。

Novel Core:ああ、そうだね! Shotaと二人でBMSGの事務所に集まって、5~6時間くらい、二人で最近聴いてるものとか好きなものを見せ合ったんです。俺はもともとオーケストラが好きなのでオーケストラのコンサート映像をShotaに見せたり、ShotaはShotaでおすすめの曲を教えてくれたり。「当時の自分にとってはこれがかっこよかったんだよね」って見せたものに、Shotaが泣いてくれたんですよ。二人で、ライブ映像とかを見ながらワンワン泣いてた。

Aile The Shota:涙流したよね。やっぱりそれが大きいよね。

Novel Core:なににかっこいいと思うか、なにを美しいと思うか、その価値観が近かったんだろうね。

Aile The Shota:同じ場面で涙を流すということは、すごく近いんだなって感じた。


Photo by Maho Korogi, Hair and Make-up by Asami Harano Styling by Aile The Shota, Novel Core

Novel Core:結局それが今回の曲のコンセプトワードを「嬉し涙にしよう」にしたきっかけでもあるんですけど。今年になって、曲を作ろうという話がちゃんと動き出したときに、Shotaがインスタライブをやってて、俺は普通に見に行ってコメントしてたんです。そのときにShotaがポロッと言ったのが「Coreといるといっぱい泣いてるけど、全部嬉し涙なんだよなあ」ってことで。俺は画面越しでその言葉を聞いて、「これじゃん」って(笑)。

Aile The Shota:その言葉は、自分で言ってゾワッとくる感じもあったくらい、ハッとした。

Novel Core:それで曲を作るセッションで、俺が「Shotaがあのときに言った言葉がさ」って俺のメモ帳を見せたら、Shotaも自分で言っておきながらメモってて。

―うわー! すごい。

Aile The Shota:これは大事ななにかだ、と思いましたね。

Novel Core:そこから「これから流していく涙も、今まで流してきた涙も、一緒に嬉し涙にしていこう」みたいなテーマになりましたね。曲を聴いた人たちが「頑張れ」って言われている感覚になるよりも「頑張ろう」って言ってもらえた感覚になるものを目指したいから、「嬉し涙にしよう」って絶妙なワードだよね、という話をして。自分に言い聞かせているようにも聞こえるし、みんなに対して「嬉し涙にしてこうね」って言ってるようにも聞こえるし。

Aile The Shota:優しさがある言い回しだよね。


Photo by Maho Korogi, Hair and Make-up by Asami Harano Styling by Aile The Shota, Novel Core

Novel Core:でも“仲間の歌で涙にじむ夜 AURORAがかかるTOKIO”という歌詞は先行してあったんです。僕が「どうしてもそのフレーズを歌詞に入れたい」という話をShotaにして。



Aile The Shota:そうそう。「こんな曲やりたいよね」ってリファレンスをもらったときにその歌詞をくれて。「俺これでバース締めるから」って。そりゃもう「こっちもいいの書くわ!」ってなりました(笑)。

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