1994が語るバンド結成のルーツ、歌を活かすために制作した実験としてのEP

1994

4人組バンド、1994(イチキュウキュウヨン)が2022年2月26日にデビューEP『陽が沈んで、夜が明けて』をリリースした。社会人のバンドサークルにて出会い、金井勇真(Gt.Cho)と日野ハイリ(Vo.Gt)を中心に2021年に3月に宅録プロジェクトから始まったという彼ら。ネット上で話題となった「深呼吸」などの楽曲は、淡々としているようで、心の奥に秘めた葛藤や複雑な気持ちが、何気ない日常のシーンに寄り添うようにじわじわと胸に沁み込んでくる。リーダーを務める金井にバンドの成り立ち、作品への想いを訊かせてもらった。

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ー1994は、日野ハイリさんと金井さんが宅録プロジェクトとして活動開始したそうですね。

2021年3月に始めたんですけど、僕も日野も全然DTMがわからない状態から、使い方を学びながら最初に作ったのが「夜歩く」なんです。作曲もそのときに初めて挑戦したんですけど、時間をかけて完成させることができたので、せっかくならMVを作ろうと思って、自分たちの持っている一眼レフで撮影してYouTubeに投稿しました。



ー1曲作ってすぐにMVを作ったわけですか。

そうなんです。というのも、曲を作ってライブをやったとしても、その後にみんなが聴けるものがないといけないなと思って。有名なライブハウスに出るとしても、名刺代わりにMVが1つあれば話が早いなと思ったんです。

Rolling Stone Japan 編集部

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