「ツタロックDIG」出演バンド・pachaeが語る、個性を活かしたキャッチーな楽曲制作

ー結成、活動開始までの経緯を教えてください。

深夜、公園で1人歌っていた音山と、終電を逃し彷徨っていたドラムのデカが出会い、pachaeは産声をあげました。そこから1〜2年の月日をかけ、メンバーが集い、今に至ります。

ー音楽のルーツ、音楽以外のルーツをそれぞれ教えてください。

みんなの趣味嗜好はバラバラで、シューゲイザーを子守唄として聴いてきたバンバや、Pat MethenyとJacob Collierしか聴かないさなえ、など個性豊かなメンバーが集っています。(半分嘘です、色んなアーティストを聴いていると思います)音山が初めて買ったCDはテツandトモさんの『なんでだろう』です。音楽以外のルーツに関しては、僕の考え方全てがルーツとなってます。メンバーのルーツは何なんでしょうね!?

ー2020年に行われた「murffin discs オーディション2020」の準グランプリアーティストに輝きました。バンド活動に変化は生まれましたか?

準グランプリを頂いた時点では、結成3ヶ月、ライブハウスの出演回数も1〜2回と、超絶新米バンドでしたので、バンド活動はそこから始まったようなモノです。

ー2021年9月リリースの1st EP『GIM』は、癖があるのにキャッチーなメロディ、それを形作るバンドアンサンブルが前面に押し出された作品でした。pachaeの楽曲が完成されるまでの制作工程を教えてください。

詞やアレンジ等は、音山がバイクを運転している際に浮かんだ鼻歌や想像から成り立っています。運転には細心の注意をはらっておりますので、ご安心くださいませ。歌詞以外(各楽器のアレンジ、歌)は一旦、音山の頭の中で同時に音を鳴らして作ることが多いです。そして、完成した曲をメンバーと合わせてスタジオでチョコっとピロっと変えたりするときもあります。曲によってはピアノソロ等、特定のセクションをメンバーに作ってもらったりもしてます! というのは嘘で、pachaeの楽曲は全て、最新の人工知能に作ってもらってます。

ー「ハイブリッド・シティーポップ」の名があるほどのメロディに乗った歌詞はどこかリアルな描写で、かつ言葉の紬がとても印象的です。これらの歌詞はどのように生まれてくるのでしょう?

音山が書き溜めた詞が、常にiPhoneという名の古市に山ほど売られているので、その中から比較的新鮮で、まだ食べれそうなモノを仕入れてます。しかし時たま、仕入れた歌詞を読んでいると、書いてある内容が僕にはよく分からないコトが多く、困っています。

Rolling Stone Japan 編集部

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