「ツタロックDIG」出演バンド・ヤユヨが語る、溢れた感情と熱量が交差するライブ空間

ー結成、活動開始までの経緯を教えてください。

歌を歌う仕事をしたいと幼い頃から思っていたのですが、なかなか自信が持てないまま行動に移せずうずうしながら大学生になってしまいました。キャンパスライフを満喫できず好きなアーティストたちのライブに通う日々。沢山の音楽に心が救われて勇気をもらいつつ、「やりたいこともせず何しとるんや?」という悔しい気持ちで胸がいっぱいになる日がだんだん増えてきたところで感情が爆発しました。とりあえずバンドをやりたい! メンバーは? となったときに、真っ先に頭に浮かんだのが当時ライブにもよく一緒に行ったり音楽の話をしていたGt.ぺっぺで、自分なりに緊張しながらお誘いしました。元々、Gt.ぺっぺ、Ba.はな、Dr.すーちゃんの軽音楽部の同級生3人で時々スタジオに入って音楽を遊び感覚で続けていたので、そこに私がボーカルとして入る形になり、メンバーは2秒で決定し遊びから本気の活動に変化しました。

ーバンド名にはどんな意味や想いが込められていますか?

日本で活動する日本語で歌う日本人のバンドということで、日本語のバンド名がいいということはバンド名を決めるときの条件としてメンバーの中でありましたが、なかなか決まらずで悩んでいました。そこで、切羽詰まったGt.ぺっぺがお家で50音表を眺めていたときに一際キラキラした3文字を見つけたようです……。 グループ名を50音から引っ張る人はあまり見たことがなくて珍しいし、日本らしさにも溢れているし、可愛らしさや覚えやすさもあるキャッチーな名前ということで決定しました。

ー音楽のルーツや音楽以外のルーツをそれぞれ教えてください。

小学生の頃から歌うことや踊るのが好きで、流行のJ-POPやK-POPを聴き漁ったり、母親とカラオケにいくことが趣味だったので親世代のアーティストやそれより少し上の世代の歌謡曲も大好きで聴いていました。中でも歌手になりたいと強く思うようになったのは、aikoさんとDREAMS COME TRUEの楽曲に出会ってからだと思います。音楽以外だと、洋服がとても好きです。特に色や柄に敏感だと思います。大学の帰りに都会に出て、何かいい出会いがないか夢中で歩き回って、「こんな色の組み合わせもいいな」とか「珍しい柄やな」とかただ観察しにいくこともあり、そのような時間に出会った印象的な色や物が歌詞に影響していることもあります。

ーヤユヨは、ポップスバンドと銘打っていますが、ロックバンドとの違いはありますか?

個人的には、ロックもポップも大好きで、どっちもできるバンドだと思っています。曲によって、サウンドやアレンジをロック寄りにするか、ポップス寄りにするか会話をすることもあるので、どっちの要素も含まれているがヤユヨの音楽の特徴だと思います。私の作曲のこだわりは、いかに歌っていて楽しいメロディか、気持ちがいいメロディかというところなので、そこがポップスの要素をよく感じられるポイントだと思います。

Rolling Stone Japan 編集部

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