ストリートウエアのシーンからアプローチする、コミュニティ主導のNFT

Adam Bomb Squadの生みの親 前列、右から4番目がボビー・ハンドレッズ

NFTはストリートウエアの新たなプラットフォームとなり得るのか? ボビー・ハンドレッズは2003年にストリートウエア・ブランド、The Hundredsを立ち上げ、このカルチャーのスポークスマンとしても積極的に活動をしてきた。ブランドの人気キャラクターでもある「Adam Bomb Squad」を2万5000個のNFTとしてミントしたボビーは、NFTの世界にストリートウエアとの共通点を認めつつも、ストリートウエアが解決できなかった新たなクリエイティブとコミュニティの可能性を見ている。

【画像】Adam Bomb SquadのNFT

・ストリートウエアのコミュニティとNFT

ーThe Hundredsは元々どういうコンセプトで始まったブランドで、Web3.0時代に向けてどういうアプローチをしていますか?

ボビー 僕が最初にNFTのことを勉強したのは2020年の終わりのことだ。何よりも衝撃だったのは、今まで僕がファッション、ストリートウエアのビジネスをやって抱えてきたフラストレーションを、テクノロジーが解決してくれるのかもしれないということだ。今ファッションの世界には様々な問題が出てきている。でもNFTによって、所有者とコミュニティの関係のバランスが取れて、若いアーティストたちがよりアクセスしやすく、より自分たちを露出できる方法が生まれるというのがわかったんだ。何よりも、Web3.0時代には富の公平な分配が可能になるっていうのが見えてきているんだよね。

ーAdam Bomb Squadは、以前からThe Hundredsでも人気のアイコンですが、元々のコンセプトはどのようなものだったのでしょう? 

ボビー Adam Bomb SquadはThe Hundredsの歴史的なプロジェクトだと言っていいね。これは過去20年に渡って、様々なTシャツのグラフィックに落とし込んできたもので、NFTのコレクションではAdam、Badam、Madam Bombといったマスコットたちをフィーチャーした2万5000個のNFTとして発表している。NFTの背景のデザインには、The Hundredsのこれまでのシーズン・コレクションで使用してきたカスタムパターンを使って構成しているんだ。

ー10,000個のNFTを販売するプロジェクトが多い中、Adam Bomb Squadは25,000個を販売しましたが、何か理由はありますか?

ボビー 僕たちがNFTを2万5000個販売したのにはいくつかの理由があるんだ。当時はNFTを1万個を販売するというのがスタンダードみたいになっていた。でもこれは、2017年にLarvaLabsがCryptoPunksを販売する時に設定した任意の数でしかないんだ。The Hundredsとしては、ルールとか従来のシステムに従う必要はないと思っている。最初は、NFTコミュニティからあり得ないくらい膨大なFUD(悪い噂)が流れたけど、最終的には1万個ルールなんてなくなるだろうと信じていたよ。実際、今では2万個販売するNFTプロジェクトは珍しくなくないんだ。それに、みんながコミュニティに参加するための時間を作るために、2万5000個を作成したというのもある。僕たちは最近、CryptoPunksやBored Ape Yacht Clubとコラボレーションを果たしたから、大きな注目を集めることになったんだ。もし5000個のNFTしか作成していなかったら、NFTはすぐに第1世代のNFTコレクターたちに買い占められていたんじゃないかな。マーケットでの価値が急上昇してしまったら、新参者である僕たちのファンが参入してくるのは難しくなってしまう。それに、多くのストリートウエア業界のトップたちは、まだ暗号通貨について学んでいる最中だったから、そこにも気を遣っていたんだ。みんなにNFTスペースに飛び込むチャンスを与えたいと思っているのも理由の一つだからね。






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