Eidlo Allergyが語る、マニアックな構成とポップスの融合を目指す姿勢

Eidlo Allergy

東京都内を拠点に活動するロックバンド・Eidlo Allergy(エイディロアレルギー)が2022年4月13日に2ndデジタルシングル『街色の境界線』をリリースした。

澄んだ歌声のボーカリスト・毛内栄秀(Vo.Gt)が歌うストーリーは、青春の甘酸っぱさを感じさせる。一方で、主に作詞作曲を手掛けるリーダーの田口綺人(Gt)を中心に構成されるサウンドは、トリッキーで耳に引っかかるオリジナリティを纏っている。この春高校を卒業したばかりというフレッシュなアーティストがどんな想いを込めて音楽を作っているのか、バンドを代表して田口にインタビューを行った。

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―Eidlo Allergyはどんなバンドなのか教えてもらいたいんですけど、まずはバンド名にはどんな由来があるんですか。

これは中学卒業後ぐらいにみんなで考えました。最初は、ボーカルの毛内が「“アイドルアレルギー”ってどう?」って言ってきたんです。でも僕はアイドルアンチみたいでちょっと嫌だなと思って(笑)。それで無理やり幻影とかの意味の「エイドロン」と「アイドル」を上手く組み合わせて、「エイディロ」という造語にしたんです。なのでとくに「こういう音楽をやりたい」と思って名付けたわけじゃないんです。

―ボーカルの毛内さんを含めて結成時のメンバーはどんな関係の4人だったんですか。

メンバー全員、吹奏楽部に入っていて、そこで交流の深かった4人でバンドを始めました。もともと、「未確認フェス2019」に僕が応募したくてみんなを集めたんです。

―田口さんは、結成以前からロックバンドをやりたかったわけですか。

小さい頃に、親が斎藤和義とかのライブビデオを観ていたので、自分もギターでロックをするバンドをやってみたいという気持ちが小さい頃からありました。

―ちなみに、吹奏楽ではパートは?

パーカッションとドラムをやっていました。小学生の頃はギターをやっていたんですけど、自分で音楽を作ろうと思って、次に何が必要かなと考えたときに、ドラムとか土台になるものをやっていないなと思って、吹奏楽でパーカッションとドラムを叩いて、音楽の基礎になるようなものを身に付けて行こうと思ったんです。

―へえ~! ギターを弾くだけじゃなくて、音楽の基礎はリズムにあるからドラムを叩けるようになりたいという発想に至ったということ?

当時、1人で音楽を作っていきたいという気持ちもあったんです。それには何が必要かなと考えて、ベースはギターが弾ければ一応できるだろうという仮定で、ドラムはやっておいた方が良いと思って、吹奏楽ではパーカッションを選びました。一時期、ギターよりドラムの方が楽しいと思ってドラムばかり叩いていたときもあります(笑)。

Rolling Stone Japan 編集部

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