ASH DA HEROが語る野望「歴史を作り、ロックバンドとしての道を示したい」

ASH DA HERO(Photo by 堅田ひとみ)

2021年9月4日のZepp Tokyoワンマンライブ終演後、ソロプロジェクトの完結と新バンドとしての始動を発表したASH DA HERO。

あれから約9ヶ月、配信シングル3部作『Avengers』、『Remember』、『Just do it』のリリースやそれに伴う3ヶ月連続対バンイベントなどを経て、今、彼らはどんなバンドになっているのか。

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メンバー5人それぞれのストーリーも交えながら掘り下げていくインタビューを敢行した。8月31日にリリースされるメジャー1stフルアルバム『Genesis』のリリースが決定した現在の心境、今後のヴィジョンについても語ってくれているので、ぜひご覧頂きたい。

ーASH DA HEROがソロプロジェクトからバンドになり、約9ヶ月。ASHさん自身、どのような変化や進化をこの間に感じてきましたか?

ASH:ずっとソロとして活動している中で「いつか一緒にバンドをやりたいと思える仲間に出逢えたら、ASH DA HEROをバンドにして大きくしたい」と思っていたら、実際に最高な仲間たちと出逢えてバンドを組むことが出来たんですよね。ソロのときからファンの人たちと轍を付けていって、みんなと足跡を残してきた道がバンドを組んだことによって大きく広がっていって、道が広がったということは、比例して未来や可能性も広がっているわけで、それに今はワクワクしながら活動している。そこは圧倒的な変化だなと感じています。

ー「いつかバンドにしたい」という構想はいつ頃からあったんですか?

ASH:ASH DA HEROをソロで始めたときからあったんですけど、バンドを組もうと思っても、僕のまわりにはなんとなくで夢を終わらせてしまう人が多かったんですよね。そこで一度バンドという夢を諦めることになったので、ちょっと復讐心もあってソロでの活動をスタートすることにしたんです。なので、バンドやグループで活動している人たちにヘイトな気持ちがあって「俺は誰ともつるまないし、誰も信用しない」みたいな感じだったんですけど、それは圧倒的なラブの裏返しで。バンドが物凄く好きだからこそ、バンドを組めない現状が悔しくて悲しくて、そういう姿勢でいるしかなかったんです。だから、ソロをやりながら「いつかこの旗のもとに仲間が集まってくれて、それがバンドになったらいいな」とずっと思っていたんですよね。

ーその願いがようやく叶ってのバンド結成だったんですね。

ASH:現実的に「バンドにしよう」という風になったのは、ソロとして活動していく中でひとつの目標であったZepp Tokyoでのワンマンライブが決まって、そのタイミングがコロナ禍だったこともあっていろいろ考えていたときに「バンドを組むならここしかない」と見えざる力じゃないですけど、直感的にそう思ったんですよね。

Rolling Stone Japan 編集部

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