Saucy Dog、3人で辿り着いた初の大阪城ホール公演

長い拍手に呼び戻された幸福なアンコールでは、会場の奥の奥にまで手を振る石原も「すごく幸せな空間に包まれたライブだと思いました」と感無量の表情。大阪で生まれたSaucy Dogが、小さなライブハウスで歌っていた『いつか』が、満員の大阪城ホールに鳴り響いた日。『グッバイ』でも石原の歌声がスタンド最上段の最後列までぶち抜き、三位一体で全てを出し切るような迫真のライブアクトぶり。最後は「今日は本当にありがとうございました!」とメンバーが生声で伝え、全スタッフの名前が流れるエンドロールが夢のような一夜を締めくくる。関西出身のミュージシャンにとって、大阪城ホールは日本武道館以上に身近で、特別な場所だとも言える。Saucy Dogの偉大なる通過点が、こうしてまた一つ刻まれた。



なお、今後のSaucy Dogは、7月4日(月)東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で『Saucy Dog「サニーボトル」リリース記念ワンマンライブ Supported by VANS』を開催、2日後の6日(水)には6thミニアルバム『サニーボトル』をリリース。各地のイベントや夏フェスに出演後は、10月25日(火)神奈川・KT Zepp Yokohamaを皮切りに、全11公演にわたる全国対バンツアーをスタート。各公演のゲストアーティストは後日発表される。

また、2023年には、過去最大規模となる全国ワンマンホールツアーの開催が決定。1月13日(金)、石原の出身地である島根・島根県民会館 大ホールより、4月28日(金)東京・東京国際フォーラム ホールAまで全27公演を行う。

取材・文:奥“ボウイ”昌史 
撮影:日吉“JP”純平

Official HP:https://saucydog.jp/

Rolling Stone Japan 編集部

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