BLACKPINK・JENNIEが語る、ひとり暮らしの決意とヒップホップの本質

BLACKPINKのJENNIE(2022年4月9日、韓国・ソウルにて撮影) Photograph by Peter Ash Lee for Rolling Stone.

「私には、まだまだ得意なことがたくさんあるんです。いままでみなさんが見てきたJENNIEは、リハーサルでした」と、JENNIEは語る。

先日行われたローリングストーン誌の写真撮影の合間に、BLACKPINKの所属レーベル兼芸能事務所のYGエンターテインメント(以下、YG)のスタッフたちと仲良く腕を組んで歩くキム・ジェニの姿が数回目撃された。「彼女には、よく悩みを相談します」と、2016年のデビュー以来BLACKPINKのスタイリストを務めるパク・ミンヒ氏は話す。「とても温かい人です」。

BLACKPINKのメインラッパーのJENNIEは、韓国のソウルとニュージーランドのオークランドで幼少期を過ごした。2010年にYGに入所した彼女は、メンバーのなかではもっとも練習生歴が長い。ソロアーティストとして最初にデビューしたのも彼女で、2018年のデビューソロシングル「SOLO」は米ビルボードのWorld Digital Songsチャートの1位に輝いた。この曲のMVは、YouTubeで8億回以上再生されている。

BLACKPINKにリーダーというものは存在しないが、時折、冷静沈着なJENNIEがグループを代表して難しい質問に答える。4月某日の午後、YG本社のがらんとしたダンススタジオの一室で、親しみのこもった気さくなオーラをまとってJENNIEは座っている。メイクは控えめで、髪は染めたばかりのオレンジ色だ。このインタビューが終われば、コーチェラ・フェスティバルに参加するため飛行機に飛び乗る。だが、コーチェラの前にブランドアンバサダーを務めるアイウェアブランド・Gentle Monsterのロサンゼルスの旗艦店に立ち寄らなければならない(JENNIEはシャネルのキャンペーンモデルにも起用されている)。韓国語と英語を交えながら、ストレスマネジメントからBLACKPINKの理系脳としての役割にいたるまで、あらゆる話題について語ってくれた。

※先月、米ローリングストーン誌6月号の表紙をBLACKPINKが飾ったことを記念して、各メンバーをフィーチャーしたデジタルカバーストーリーを数日にわたって掲載した。日本版も米独占インタビューの完全翻訳版を収録した「Rolling Stone Japan vol.19」の発売を記念し、このデジタル版のインタビューを完全翻訳し紹介していく。

ーー世間は、著名人に対して勝手なイメージをすぐに膨らませることがあります。誤解されている、と思ったことはありますか?

子どもの頃は、内気すぎるとよく言われました。明るくて、エネルギッシュな子どもではありませんでした。臆病で、「こんにちは」さえ上手く言えなかったんです。いまは、ちゃんと挨拶しないと誤解されてしまいますから、その点は克服しました。でも、練習生時代は「どうしてJENNIEはいつもイライラしているの?」という声をよく耳にしました。当時は傷つきました。怒っていたわけではありません。他人の前では気後れしてしまうんです。だから、傷つく代わりにその事実を受け止めて、次からはもっと努力するようにしました。


米ローリングストーン誌の表紙を飾るBLACKPINKのJENNIE(2022年4月9日、韓国・ソウルにて撮影)
Photograph by Peter Ash Lee. Fashion direction by Alex Badia. Produced by Katt Kim at MOTHER. Set design by Minkyu Jeon. Styling by Minhee Park. Hair by Lee Seon Yeong. Makeup by Myungsun Lee. Nails by Eunkyoung Park. Dress by Chloe. Bracelet and shoes by Chanel

>>関連記事:BLACKPINK・LISAが語る、大いなる野望とソロ活動で経験した不安

Translated by Shoko Natori

タグ:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE