エルヴィス・プレスリー 人気曲ランキングTOP10

4位 「Jailhouse Rock」(邦題:監獄ロック)


「Jailhouse Rock」は、エルヴィスが主演した1957年の同名映画のために、ジェリー・リーバーとマイク・ストローラーが書き下ろした曲だ。“君ったらかわいい囚人/ねえ、僕と一緒にどう?”といったくだりをエルヴィスがどこまで理解していたかは定かでないが、リスナー側が囚人どうしのロマンスを仄めかした歌詞に理解を示したことで、「Wake Up Little Susie」(エヴァリー・ブラザース)をチャートの頂点から引きずり下ろしている。


3位 「In the Ghetto」


60年代のエルヴィスは陳腐なB級映画と精彩を欠いたサウンドトラックを量産し、ビートルズやボブ・ディランといった新興勢力の台頭に隠れて、過去の遺産となりつつあった。しかし、1968年のカムバック特番により再び第一線に返り咲くと、その勢いをスタジオに持ち込んで「In the Ghetto」を制作した。この曲はアメリカのインナーシティにおける貧困と絶望の悪循環を描いたものでチャート3位を獲得。エルヴィスの地位を再び確固たるものにした。

Translated by Rolling Stone Japan

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE