バイきんぐが語る、パンクなお笑いと「キャバレー」のこと

バイきんぐ

お笑いコンビのバイきんぐが、2022年8月26日と27日の2日間、東京・ヒューリックホール東京で単独公演「キャバレー」を開催する。

2年ぶりの開催となった2021年の単独ライブ「STRAIGHT」では、溜まったフラストレーションを発散するかの如く、新作コントネタ9本に加え、撮り下ろしの幕間VTRを披露。本年も例年と同様のプログラムながら、さらにアップグレードされたオール新作コントネタと幕間映像が披露される。単独公演を前に、現在ネタを制作中の小峠英二と西村瑞樹に話を聞いた。

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ー昨年の単独公演「STRAIGHT」の取材で、小峠さんは「今年はネタ自体が1番パンクだと思います」と語り、西村さんは「デスメタルじゃない?」と返答をされていました。どういう意味合いで、パンクという言葉を使っていたんでしょう?

西村:確かにそういう話をしましたけど、正直僕もはっきり分かってないですね(笑)。ノリで言ったところもちょっとありますし、ネタの内容がハードという意味で言ったんじゃないかなと思うんですけどね。

ー実際、西村さんがお墓の上に乗っているネタもありましたもんね。

西村:墓の上に乗っていたり、親父の葬式の棺桶にダイブしたり。そういう部分がパンクだったんだと思います。

ー小峠さんは、どういう部分でパンクという言葉を使われていたんですか?

小峠:今西村が言ったような、親父の骨を食ったりとか、そういうところですね。ビール瓶で西村の頭をぶっ叩くくだりとか。

ー個人的な話で恐縮なんですけど、先日バンドをやっていた知り合いに10年振りぐらいに会って。彼は仕事で成功し、マイホームも買って、子どももいるんですけど、「いいよな、お前はパンクで」って僕に言ってきて。そのとき、パンクってなんだろう……と。

小峠:それは嫌ですね。(インタビュアーは)独り身なんですか?

ー結婚したんですけど、1年経たずに離婚しました。

小峠:いや、それはパンクだよ!そういう生き様はパンク。

ーそれはパンクというか、僕が至らないだけだと思うんです……。

西村:幅広いかもしれないっすね、パンクって。

Rolling Stone Japan 編集部

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