和田永による磁気テープが生み出す芸術作品「時折織成」、Sony Park Miniで展示

『時折織成 / 時折一息 -Weaving Records / Breathing Time-』

和田永の作品「時折織成」を展示する『時折織成 / 時折一息 -Weaving Records / Breathing Time-』が、8月9日(火)よりSony Park Miniで開催される。

先日開催された「フジロック」で、家電を使った演奏でも話題になった和田永。2009年より年代物のオープンリール式テープレコーダーを演奏する音楽グループOpen Reel Ensembleを結成してライブ活動を展開する傍ら、ブラウン管テレビを楽器として演奏するパフォーマンス作品『Braun Tube Jazz Band』にて第13回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞。Ars ElectronicaやSónarを始め、各国でライブや展示活動を展開してきた。

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2015年より役割を終えた電化製品を新たな電磁楽器として蘇生させ合奏する祭典を目指すプロジェクト『エレクトロニコス・ファンタスティコス!│ELECTRONICOS FANTASTICOS!』を始動させて取り組み、第68回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞するなど数々の成果を残している。

「時折織成」は、台の上に置かれたオープンリール式テープレコーダーが再生され低音が流れ、磁気テープがアクリルの容器へと落ち、容器内に溜まっていくテープが時間の経過とともに折り重なり、独特の模様が空間に織り込まれていく。容器の中にテープが積もると、今度はテープが音を読み取りながら高速で巻き上がり、今までの模様は消滅し再び新しい模様が織りなされていく。そんな時間の経過とともに変化する作品となっている。同作品は、銀座の地下駐車場に隣接するSony Park Miniにて展示される。



<イベント詳細>

『時折織成 / 時折一息 -Weaving Records / Breathing Time-』
開催期間:2022年8月9日(火)~18日(木)11:00〜19:00
https://www.sonypark.com/mini-program/list/012/
Instagram:https://www.instagram.com/ginzasonypark/

Rolling Stone Japan 編集部

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