Kroiが語る、試行錯誤しながら貫く自分たちの活動スタイル

Rolling Stone Japan vol.17掲載/Coffee & Cigarettes 38|Kroi(Photo = Tim Gallo)

音楽、文芸、映画。長年にわたって芸術の分野で表現し続ける者たち。本業も趣味も自分流のスタイルで楽しむ、そんな彼らの「大人のこだわり」にフォーカスしたRolling Stone Japanの連載。常に面白いことを追い求めて、ジャンルの壁を軽々と飛び越えるフットワークの良さとジャンプ力。どこにも属さない自由さを手にしたKroiの5人は、普段から大真面目に遊んでいる。だからこそ、こだわりも強いのだ。

Coffee & Cigarettes 38 | Kroi

 ロックやソウル、ヒップホップなどルーツミュージックにリスペクトを捧げつつも独自の感性で再構築していく音楽性で人気の5人組Kroi。サウンドと同様メンバーたちのファッションも、ストリートカルチャーに根差したカラフルかつスポーティな装いだ。「でも、僕らこう見えて実はめちゃめちゃインドアなんですよ」と、笑いながら明かしてくれたのはギター&ボーカルの内田怜央。休日になると、メンバーこぞって秋葉原へ遊びに行くことが多いという。

「最近はほとんど毎日働いているので、休みの概念があまりないんですけど、『じゃあ今日は遊ぼう!』と決めた日はみんなでサバゲーをしに行くことが多いですね」

 そう話すのはベースの関将典。「先日も秋葉原のカードショップへ行って、『デュエル・マスターズ』トレーディングカードで遊んだあとにメイド喫茶へ行ってメイドちゃんと戯れて(笑)。そのあとサバゲーをやって最後は焼肉で締めるっていう最高の1日を過ごしました」

 ギターの長谷部悠生によれば、サバイバルゲームを始めたきっかけはMV撮影の打ち合わせの席上だったという。「『生き残り』をテーマにした映像を撮ろうみたいな話が雑談の中で出てきて。結局『サバゲー案』は採用されなかったんですけど、『一度やってみたいよね』という話になり、メンバーだけでなくスタッフも含めてみんなでやりに行ったらドハマリしてしまったんです」

 ひと昔前はサバイバルゲームというと、ミリタリー好きが楽しむマニアックなゲームというイメージが強かった。が、今やチームワークを高める上でも有効なアーバンスポーツの一つとして、世界中で愛されている。

「そうなんです。会社帰りのサラリーマンとかがスーツでやってきて、その場で銃をレンタルして参加するなど、みんなカジュアルに楽しんでいるんですよ。しかも、自分が撃たれたことを『自己申告』しなければゲームとして成り立たない、紳士なスポーツという側面もあって」(関)

 オフでも一緒に遊ぶくらい仲の良い5人。しかし、音楽的ルーツがバラバラであることからも分かるように、ハマっている趣味も全く違うようだ。例えばドラムの益田英知は、80年代後半~90年代前半くらいに流行ったレーサーレプリカのバイクに夢中だという。

「実は、今日もバイクでここまで来たんですよ。スタッフさんの中にもバイク好きがいるので、長距離のツーリングにもいつか行ってみたいなと思っています。敢えてマニュアルのバイクを選んだのですが、ロケットを抱えて吹っ飛んでいるような『マシンとの一体感』もたまらないです」

 一方キーボードの千葉大樹は、引っ越しを機に観葉植物に凝り始めた。

「シェフレラやモンステラ、サンスベリアとかいわゆる王道を揃えた後、種子から育ててみたいと思うようになって……(笑)。今はアガベという植物のタネを何種類もメルカリとかで手に入れたり、エアプランツの専門店へ行ったりしていますね。1つで十数万円する植物もあって、コレクター心をくすぐられるんです」

「俺も千葉(大樹)と同じく最近引っ越しをしたんですよ。目の前にホームセンターがあるので、そこで工具や使えそうな資材を買ってきては部屋の中をDIYで仕上げていくのが楽しくて仕方ない」(関)

Photo = Tim Gallo / Hair and Make-up = Megumi Ochi

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