ハリー・スタイルズ、ローリングストーン誌の史上初グローバル共通表紙に

ハリー・スタイルズ(Photo by Amanda Fordyce, Styling by Harry Lambert)

米ローリングストーン誌2022年9月号のカバーストーリーにハリー・スタイルズが登場。同誌にとって創刊初の全世界共通の表紙アーティストとなる。日本では9月24日発売の「Rolling Stone Japan vol.20」のBACK COVERを飾り、完全翻訳版のテキストが掲載される。

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インタビューでは、7月にリリースされた最新アルバム『Harry’s House』、近日公開の2本の映画『僕の巡査』『Don’t Worry Darling(原題)』(恋人のオリヴィア・ワイルドが監督)、マーベル映画『エターナルズ』出演など、ここ1年の活動を詳しく掘り下げ、一部のファンとワイルドの複雑な関係、政治観、思いやりやプライバシー、セラピーの重要性など、様々な話題を赤裸々に語っている。世界中で展開するローリングストーン誌14カ国版の表紙を同時に飾るスター第1号として、スタイルズはかつてないほどオープンに胸の内を明かし、私生活や仕事上の秘めた思いを世界中のファンに吐露している。以下、記事からの一部抜粋をお届けする(インタビュアーはBrittany Spanos )。

●監督作『Don’t Worry Darling』のスタイルズの見せ場について

「彼がステージを野生動物のように歩き回り、カメラマンがその後を追いかけた。モニターを見て、みんな開いた口がふさがらなかったわ。ハリーでさえも驚いていたんじゃないかしら。役者にとって最高の瞬間ね――完全に肉体から解放されていたわ」(オリヴィア・ワイルド)

●ヒットシングル「As It Was」と新たなリスナー層について

「ふと思ったんだけれど、『As It Was』では間違いなく今までで一番男性からの反響があるだろうね。男性を目標にしていたわけじゃないから、こんなことを言うのはおかしい感じもするけど。ちょっとそんな気がした」(ハリー・スタイルズ)

●一部のファンが自分の恋人を悪く言うことについて

「たしかに複雑な心境だよね、僕と親しくなることは、Twitterやら何とかの隅で代償を払わなきゃいけなくなるなんて。僕はただ歌いたかっただけなんだ。あんな風に誰かを傷つけるなら、関わりたくなかった」(ハリー・スタイルズ)

●同性愛が違法だった1950年代のイギリスを舞台にした映画『僕の巡査』について

「『違法だからゲイにはなれない』なんて、明らかに今では到底考えられない。僕も含め、誰しも自分のセクシュアリティを見つめ、折り合いをつける時期があると思う。これは『ゲイの人たちがゲイであることを描いた、ゲイの物語』じゃない。僕にとってはラブストーリー。失われた時間の物語だ」(ハリー・スタイルズ)



from Rolling Stone US



Translated by Akiko Kato

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