IFが語る、年齢もキャリアも異なる3人がメロディックバンドを組んだ理由

IF(左から、Shunichi Asanuma、アマダシンスケ、Ko-hey)

アマダシンスケ(FOMARE)、Ko-hey(NAMBA69)、Shunichi Asanuma(COUNTRY YARD)という年齢もキャリアも異なる3人が、メロディックバンド・IFを結成した。

6月29日にYouTubeで公開した「still in me」のMVは、わずか1ヶ月半で約47万回再生を記録し、早くから注目を集めている。今回は8月24日にリリースした1st EP『In forward』の話を中心に、バンド結成の経緯、3人の関係性、IFがリスナーやバンドマンたちに提示したいことを聞いた。

―IFの1st EP『In forward』を初めて聴いた時、3人のキッズがスケボーを持ってガレージに集まって「せーの」で音楽を鳴らしているような。そんな画が浮かんだんですよね。

Ko-hey:いわゆる初期衝動みたいなものを感じたってことですかね?

―そうですね。すごくピュアなものっていうか、音楽を鳴らす楽しさが溢れていると思って。

Ko-hey:それはあるかもしれないですね。FOMARE、COUNTRY YARD、NAMBA69と各々がバンドをやってるじゃないですか。キャリアが1番短いのってウチじゃない? FOMAREって何年目だっけ?

アマダ:今、7年目とかっすね。

Ko-hey:じゃあ、FOMAREの方が短いか。でも1番短くても7年やってるわけじゃないですか。そういった環境で曲を作ることと、今回のIFというバンド……まあ今でこそもバンドってなってますけど、元々はプロジェクトなのかなっていうぐらいの、もうちょっとラフな感じでスタートしたんです。そういうプロジェクトだから、曲を作る作業もどうしたって違うんですよね。作り方も違えば、頭の使い方もそれぞれ違う。そういうのを1個抜けたところで、レコーディングに向かえた部分が、初期衝動として作品に入ってるんじゃないのかなとは思いますね。

ASANUMA:ただただ良い楽曲に自分のドラムを乗せる。その楽しさが詰まっている1枚なんです。頭でっかちにならずに、純粋に楽しんで演奏する。スケボーを持って集まった少年たちが音を鳴らすっていう表現は、すごいしっくり来ました。今聞いてては確かにそうだなって思いましたね。

アマダ: IFはメインでやってるバンドとは全然違う環境で、みんなが個々の楽しいことだったりとかカッコいい音だけを表現できる場所。無駄なことは考えないで、やりたいことだけをやる。自分らのバンドに持ち帰れる、勉強になる部分たくさんあったりとかして。2人とも年齢もキャリアも先輩だし、自分が知らないバンドに対するメンタリティとかモチベーションに繋がる刺激的な環境ですね。

Rolling Stone Japan 編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE