IFが語る、年齢もキャリアも異なる3人がメロディックバンドを組んだ理由


―『In forward』の制作を通して、新しい発見はありましたか?

アマダ:ソングライターとしてKo-heyさんはスゲエな!と思って。デモでちゃんと打ち込みまで入れて、相手のキーを考えた上で曲作りをしている。とにかくプロデュース能力が高いんです。あとはSHUNちゃんもそうですけど、2人ともメンバーの良いところを引き出すのが上手いんですよね。

ASANUMA:良い意味で「こんなに自由で良かったのかな?」というのはありますね。3人とも自然体に曲を作れていることが、この作品の1番素晴らしいポイント。何よりそういう環境で楽曲制作をやらせてもらえてるのが、すごくありがたい。ここまで悠々自適に音楽が作ることが出来るんだ、というのは新しい発見でした。

Ko-hey:聞こえは悪くなっちゃうかもしれないですけど、各々がメインで活動しているバンドがある上でのIFなので、言うならばサイドプロジェクト的じゃないですか? だからこそ出来ているスタンスかもしれないですよね。シンスケが「引き出すのが上手い」と言いましたけど、NAMBA69に帰ったら言い方も違うし、「NAMBA69としてこうあるべきだ」とか「こう言ってくれよ」という思いが溢れて、IFのように気軽には出来ない。それはシンスケもSHUNちゃんもそうで。もちろんヤバい曲にするという責任を各々が背負っているんですけど、それ以上にIFは「楽しくやろうよ」というのが根っこにある。だからこそ、良い意味でラフにやれたっていうのはあると思います。

―何よりも3人が楽しんでいる感じがして良いですよね。

Ko-hey:そうですよね。いきなり次の作品で、BPM280のスラッシュメタルの曲しか入ってなくてもいいわけじゃないですか。極論、本人らが楽しかったら。「カッコ良い音楽を作る」という名目の下で3人が集まったわけだから、みんなが楽しかったらそれで良いと思う。そこは大事にしていきたいですね。

Rolling Stone Japan 編集部

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