キム・ヒョンジュン、2年7カ月ぶりの日本公演で伝えた喜びと深い愛情

キム・ヒョンジュン©株式会社Birdman / 2022 HENECIA Co.,LTD.

韓国公演を皮切りにスタートした、キム・ヒョンジュンのワールドツアー「22/23 KIM HYUN JOONG WORLD TOUR<The end of a dream>」。その日本公演が2022年9月3日(土)と4日(日)に、パシフィコ横浜国立大ホールにて開催された。オフィシャルレポートを掲載する。

キム・ヒョンジュンが来日するのは、2020年に新型コロナウイルスの影響で日本ツアーを中断して以来、約2年7カ月ぶり。会場には彼のライブを待ちわびた、多くの日本のファンが駆けつけた。その2日目の模様をレポートする。

【ライブ写真(全5点)】キム・ヒョンジュン、2年7カ月ぶりの日本公演

ステージ上の十字に重なる2面のLEDモニターの中央には、今回のツアーのシンボルである、 “STARTFINISH”と文字盤に書かれたアナログ時計が時を刻んでいる。バンドメンバー5人がステージに登場すると、モニター一面に宇宙と地球をモチーフにしたムービーが映し出される。宇宙服を着た人間が月の上を歩く様子が流れると「Lead me in your way」のイントロが流れ、それとともにキム・ヒョンジュンがステージに登場。彼がエレアコを抱えると、会場の全員が彼の奏でるギターに耳をそばだてた。

崇高な空気に包み込み、「月と太陽と君の歌」で幻想的な情景を見せると、ヒョンジュンは「こんばんは。ちゃんと眠れましたか?」と日本語であいさつ。前日のライブでは久しぶりに日本のファンの前でライブができることへの喜びからか、熱い涙を流したヒョンジュン。「今日は涙を流さずに、もっといいコンサートをするつもり」と笑うと、観客も拍手でその思いに応えた。

「Bark matic」や「I’m a million」などのロックナンバーをハンドマイクでクールかつエモーショナルに届けると、新型コロナウイルスを風刺した「Sickness」では刺激的な映像とともに、心にはびこるもどかしさや憤りをスマートかつダイナミックに吐き出す。ステージが真っ赤に染まると、新曲「Super Fire」へ。スリリングかつミステリアスなムードで、会場の熱視線を颯爽と攫った。

Rolling Stone Japan 編集部

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