キム・ヒョンジュンが語る、デビュー17年目の現在地とあくなき探究心

キム・ヒョンジュン©2022 HENECIA Co.,LTD. / 2022 DISCOVERY NEXT CO.,LTD.

来日公演「22/23 KIM HYUN JOONG WORLD TOUR<The end of a dream>in Japan」を終えたばかりのキム・ヒョンジュンにインタビューを敢行。

日本のファンとの2年半ぶりの再会となった同公演についてはもちろん、彼がどんな意思や信念を胸に今日まで活動してきたのか。日本のファンや音楽シーンに対してどんな印象を抱いているのか。また、映画『バイオレンスアクション』挿入歌である新作『Song for a dreamer』の話から、大好きな日本のアニメやマンガについても語ってくれた。


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-パシフィコ横浜での来日公演「22/23 KIM HYUN JOONG WORLD TOUR<The end of a dream>in Japan」を終えたばかりですが、ご自身の中ではどんなライブになったなと感じていますか?

2年半ぶりに日本でコンサートを開催できたのですが、ファンの皆さんが僕のことを忘れずに会場へ足を運んでくださって、今のキム・ヒョンジュンの音楽を受け入れてもらうことも出来て、本当に有難いなと思いました。何より皆さんの愛をしっかりと感じることが出来ましたし、僕の今後進むべき音楽的な未来を告白する、約束する時間になったと感じています。

-日本のファンと再会するまでの2年半の歳月は、キムさんにとってどんな想いを馳せる日々だったのでしょう?

2年半のあいだ、様々な感情が交錯していました。新型コロナが流行り始めた当初はすぐに収束すると思っていましたし、皆さんとこんなに長く会えなくなるとは思っていなかったのですが、状況がどんどん悪化してしまって「このまま会えなくなってしまうのではないか……」と不安に苛まれ、精神的に弱ってしまった時期もあって。きっとファンの皆さんも同じ想いだったんじゃないかなと思います。でも、いざ会場で皆さんと再会して、心を開きながら同じ時間を共有してみて「あぁ、そうか。この2年半がお互いへの想いをより強固にしてくれたのか。絆を深める時間になっていたんだな」と気付いたんですよね。会えない期間は決して無駄じゃなかった。

-そんな久しぶりの再会を果たしたファンの皆さんは、今、キムさんの中でどんな存在になっていますか?

日本のファンの皆さんがいなければ、間違いなく今のキム・ヒョンジュンはいなかったと思っています。今のアーティストとしてのキム・ヒョンジュンは皆さんがつくってくれたので。なので、これはパシフィコ横浜でもお伝えしたのですが、今後は僕がファンの皆さんを守っていきたい。そんな使命感を持って生きていきたいんです。だからこそ、今まで以上に皆さんの希望になるようなメッセージを伝えていきたいですし、ファンの皆さんとの出逢いの場をもっと設けられるよう、音楽に限らず、より良い活動をこれからずっとしていきたいと思っています。

Rolling Stone Japan 編集部

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