“15人のEXILE”として約2年4カ月ぶり全国ドームツアーを東京ドームにて完走


続く、EXILE THE SECONDパートに突入すると「Going Crazy」に導かれたパーティータイムは、タオル回しで一気にヒートアップ。「YEAH!! YEAH!! YEAH!!」や「ASOBO!」では、いつもは最年長らしく振る舞っている橘ケンチやTETSUYAも、アンダーグラウンドで出会った頃のようなやんちゃな笑顔を浮かべ、遊び心溢れるパフォーマンスで観客を沸かせる。と思いきや、「瞬間エターナル」では息の合ったダンスを見せつけ、仲間と築いたものの大きさを刻み付ける6人。最後は、AKIRAの加入後、6人体制のEXILE THE SECONDとして初めて発表したシングルから「RAY」を届け、颯爽とステージを後にした。



またライブ中盤には、ATSUSHIとTAKAHIROが、「Lovers Again」「Ti Amo」という2大バラードをバンドサウンドが映えるニューアレンジで披露 。それぞれの楽曲でパフォーマー陣も情熱的なダンスを繰り広げ、ドラマティックに演出していた。

ATSUSHIが平和の願いを託したバラード「願い」が会場を包み込む頃、ライブは早くも後半へ。オールメンバーによる「This is My Life」や「VICTORY」「Ki・mi・ni・mu・chu」といった人気曲たちが、時に勇ましく、時に華やかに場内を彩る。この日初めてのMCではTAKAHIROが「今日はちょっと涙腺が……。メンディー、ちょっと顔見ていい?(笑)」とおどける一幕もあったが、メンディーの笑顔に後押しされるように仕切り直すと、「愛すべき未来へ」で本編を締め括った。

アンコールでは、「EVOLUTION」や「FIREWORKS」といったEXILEの様々な楽曲をダンストラックにアレンジしたダンスショーケースからスタート。様々な世代のメンバーが己の個性を爆発させて、EXILEという名の生き様をダンスに落とし込んでいく。お揃いのジャージで24karatsメドレーを披露する中で、次々にメンバーが上裸になっていく熱い連鎖も、彼ららしい感情表現で勇ましい。EXILEのヒストリー映像の先に「道」が続く展開も、観客の心を震わせたことだろう。見つめ合いながら歌い始めたATSUSHIとTAKAHIROは、2番では頼もしい歌声に背中を預け、パフォーマーと共にファンへの感謝を歌に乗せる。今では卒業ソングとして多くの人に愛されているこの曲が、今日は大切な仲間の門出を祝う楽曲として響いていた。

Rolling Stone Japan 編集部

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