“15人のEXILE”として約2年4カ月ぶり全国ドームツアーを東京ドームにて完走


メインのMCタイムでは、事前のインタビューでも「名古屋公演のMCでファンの方と一緒に48000人と一本締めをしたあと、鳴り止まない拍手をいただいたのは本当に一生忘れられない思い出になりました。コロナで歓声が聞けないので、ファンの皆さんのクラップ音は心に響きました」と語っていた黒木啓司の「みなさんの幸せを願って……」という掛け声を合図に、温かなワンクラップ(一本締め)が響き渡った。名残惜しそうに、アーティストとして過ごした17年間への感謝を何度も叫ぶ姿が、ツアー中、何度も「引退しないよね?」と茶化していたTAKAHIROの涙さえも誘う。ファンのあたたかい眼差しの中、黒木啓司は最後に「二代目J SOUL BROTHERS/EXILE THE SECONDとアーティスト人生17年間そしてEXILE 14年間、沢山の応援・思い出をファンの皆さんと一緒につくり、人生を共に歩めた時間は大切な宝物です。本当にあたたかい応援ありがとうございました」と最後の挨拶をした。



その一方で、アンコール前には、12月にツアーの続編ともいえる『EXILE LIVE TOUR 2022 "POWER OF WISH" ~Christmas Special~』を開催すること、EXILEのオリジナルメンバーである松本利夫(MATSU)・ÜSA・MAKIDAIが参加することが発表され、客席からは悲鳴にも似た歓声が。このサプライズ発表に対し、ATSUSHIは「この業界に残る人間として、LDHの人間として、やらない理由がありませんでした。今年いっぱいもう少しだけ、みなさんと一緒に夢を見させてください」と涙ながらに語り、「とにかくEXILEというグループの、表現のあたたかさとかファンタジー感、夢を広げていくような希望に溢れた感じを、クリスマスソングや冬の曲など交えながら、今年最後の締めくくりをみなさんと一緒に過ごすことができたらいいなと思います」とコメント。TAKAHIROも「ようやく皆さんと、クリスマスシーズンを直接同じ空間で共有できることが本当に楽しみです。冬のワクワク感をEXILEのエンタテインメントを通して全身で感じていただける内容にしたいと思います」と前向きなメッセージを寄せた。

そして、明るい未来を見据えながら届けるラストナンバーは「Choo Choo TRAIN」。MATSUが発明したという“回転前のポップ”を受け継いだ黒木啓司を先頭に、全員でロールダンスを踊ったEXILEは、15人で駆け抜けた青春の日々にピリオドを打ち、新たな一歩を踏み出したのだった。





<リリース情報>

EXILE
ALBUM『POWER OF WISH』
2022年12月7日リリース
https://exile.lnk.to/20221207_POW

<ライブ情報>

EXILE LIVE TOUR 2022 "POWER OF WISH" ~Christmas Special~
[大阪] 京セラドーム大阪
2022年12月10日(土)開場16:00 / 開演18:00
2022年12月11日(日)開場14:00 / 開演16:00

[東京] 東京ドーム
2022年12月20日(火)開場16:00 / 開演18:00
2022年12月21日(水)開場14:00 / 開演16:00

Rolling Stone Japan 編集部

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